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9262 東証プライム(小売業)

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シルバーライフ

ベーシックレポート

(公開日 2018.11.09)

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概要(レポートから抜粋)

高齢者向け配食サービスのフランチャイズチェーン(FC)を運営
自社工場からFC店舗網運営までの一気通貫体制を武器に市場拡大をリードする

1.会社概要
・シルバーライフ(以下、同社)は、高齢者向け配食サービスのフランチャイズチェーン(以下、FC)本部の運営を行っている。「まごころ弁当」と「配食のふれ愛」の2つのFCブランドを展開している。自社工場を持つことと、国内最大規模のFC店舗網を持つことを特徴としている。

2.財務面の分析
・12/7期~18/7期は、年平均30.9%の増収、同28.8%の経常増益となった 。FC加盟店の増加に伴い連続増収で推移してきたが、13年2月に取得した関東工場が軌道に乗るまでに手間取った13/7期~14/7期に経常利益が伸び悩む局面が見られた。
・食分野の宅配を中核事業とする上場企業との 比較では、成長性の指標での優位性が目立つ。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、代表取締役社長という人的資本にあると考えられる。社長の前職での経験とノウハウによって、業界最大規模のFC店舗網という顧客資本の蓄積につながり、自社工場の取得により、全プロセスをカバーする一気通貫体制という組織資本も築き上げている。

4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、食材価格や人件費の上昇と価格競争への対応、現在計画中の関東第二工場のスムーズな立ち上げが挙げられる。
・持続的な規模拡大が同社の成長戦略の中心である。そのために、販売チャネル 拡大と配食数増加による食材販売の増加と、それを支える生産能力の増強を図るとしている。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、同社が 配食サービス業界の特徴を把握し、業界占有率を上げることで競争優位性を高めるという一貫した戦略を採ってきたことを評価している。
・今後、需要拡大と供給力拡大のそれぞれのペースを合わせていくことが一層求められよう。関東第二工場の新設を控え、それらのバランスが保たれていくかどうかが今後の注目点である

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