6229 東証スタンダード(機械)
オーケーエム
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
幅広い業界向けにバタフライバルブを中心とした流体制御機器を提供
オーケーエム(以下、同社)は、流体制御機器の製造、販売を行っている。主な製品はバタフライバルブ、ナイフゲートバルブ、ピンチバルブである(図表1)。主力製品であるバタフライバルブは建築、発電、造船、プラントなど幅広く使用されており、20/3期の同社の売上高の83%を占めている。
日本工業規格では、「バルブ」という用語は「流体を通したり、止めたり、制御したりするため、流路を開閉することができる可動機構をもつ機器の総称」と定義されている。流体とは一般的には液体や気体を指すが、液体と気体が混じったもの、生コンのようなセメントや砂利などの骨材や水の混合物、粉体なども含まれる。
同社は、1962年に株式会社奥村製作所として活動を開始した当時は製紙業界などに向けてのナイフゲートバルブを主力としていた。1967年にピンチバルブの製造を、1977年に現在の同社の主力製品であるバタフライバルブの製造を開始した。
同社は標準製品では対応できない、顧客ニーズに合わせたカスタマイズバルブを中心に取り扱っている。型式やサイズ、部品、材質、制御方法のスペックの組み合わせにより様々な製品が製造されているが(図表2)、その数は10万種類を超える。
カスタマイズ製品が多いということから、受注生産が多く、需要先は造船業界、建設業界、電力業界をはじめ、プラント業界や食品業界など多岐に亘っている。
(2020年12月18日時点)