概要(レポートから抜粋)
◆会社概要
・要興業(以下、同社)は、一般的な事業所から排出される廃棄物の収集運搬、処分、リサイクルを中核事業としている。事業地域は東京23区であり、東京23区の民間事業者の中ではトップシェアである。
◆19年3月期決算
・19/3期決算は、売上高11,297百万円( 前期比4.5%増)、営業利益1,023百万円( 同10.4%減)となった。利益は期初計画を大幅に超過したものの、資源相場の下落によってリサイクル事業が減収になったほか、廃プラスチックの処理費用の高騰により、前期比で減益となった。
◆20年3月期業績予想
・20/3期業績について、同社は、売上高11,826百万円(前期比4.7%増)、営業利益990百万円(同3.2%減) と計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/3期の業績について、会社計画とほぼ同水準の売上高11,816百万円(前期比4.6%増)、営業利益987百万円(同3.5%減) へ予想を修正した。売上高の約7割を占める収集運搬・処理事業が全体の増収を牽引する一方、廃プラスチックの処理価格の上昇による売上総利益率の低下の可能性を織り込んだ。
◆今後の注目点
・当センターでは、顧客数と収集現場数の着実な増加が続く主力の収集運搬・処理事業の増収が牽引していく形で、21/3期以降5%台の増収、13%台の営業増益が続き、売上高営業利益率は22/3期には9.7%まで回復する展開を予想した。
・短期的には、再資源化された有価物を販売するリサイクル事業において、資源価格変動の影響によって収益が大きく上下する可能性に留意しておきたい。一方、主力の収集運搬・処理事業では、同社の強みである「路線化」の効果が発現し、中期計画の期間である22/3期まで は収益性を高めていく局面を迎えるものと考えられる
・要興業(以下、同社)は、一般的な事業所から排出される廃棄物の収集運搬、処分、リサイクルを中核事業としている。事業地域は東京23区であり、東京23区の民間事業者の中ではトップシェアである。
◆19年3月期決算
・19/3期決算は、売上高11,297百万円( 前期比4.5%増)、営業利益1,023百万円( 同10.4%減)となった。利益は期初計画を大幅に超過したものの、資源相場の下落によってリサイクル事業が減収になったほか、廃プラスチックの処理費用の高騰により、前期比で減益となった。
◆20年3月期業績予想
・20/3期業績について、同社は、売上高11,826百万円(前期比4.7%増)、営業利益990百万円(同3.2%減) と計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/3期の業績について、会社計画とほぼ同水準の売上高11,816百万円(前期比4.6%増)、営業利益987百万円(同3.5%減) へ予想を修正した。売上高の約7割を占める収集運搬・処理事業が全体の増収を牽引する一方、廃プラスチックの処理価格の上昇による売上総利益率の低下の可能性を織り込んだ。
◆今後の注目点
・当センターでは、顧客数と収集現場数の着実な増加が続く主力の収集運搬・処理事業の増収が牽引していく形で、21/3期以降5%台の増収、13%台の営業増益が続き、売上高営業利益率は22/3期には9.7%まで回復する展開を予想した。
・短期的には、再資源化された有価物を販売するリサイクル事業において、資源価格変動の影響によって収益が大きく上下する可能性に留意しておきたい。一方、主力の収集運搬・処理事業では、同社の強みである「路線化」の効果が発現し、中期計画の期間である22/3期まで は収益性を高めていく局面を迎えるものと考えられる