6563 東証マザーズ(サービス業)
みらいワークス
企業情報
事業内容(レポートから抜粋)
独立した働き方をするプロフェッショナル向けに特化した人材サービスを展開
みらいワークス(以下、同社)は、「FreeConsultant.jp」の運営を通じて、フリーランスという働き方を選択するコンサルタント等のプロフェッショナル人材を対象にしたサービスを展開している。
事業会社やコンサルティング会社、システム開発会社等の顧客企業には、外部の人材を活用したいという需要が存在する。プロジェクトにするほどではない小規模な取り組みを行うケースや、急な欠員等によって短期間に人材の補充を迫られるケースが該当する。こうした、即戦力のプロフェッショナル人材に対する需要を持つ顧客企業に対し、同社は必要とされる人材を提供している。
一方、「FreeConsultant.jp」に登録するプロフェッショナル人材に対し、フリーランスといった会社員として働く以外の働き方でも高い収入を得る機会を提供し、起業や独立等のライフステージに合わせた多様な働き方を支えている。
同社は、こうした顧客企業とプロフェッショナル人材のマッチングを行うことにより、両者の需要を満たすことを提供価値としている。対象となる業務は、ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、マーケティング企画等が中心である。
同社は、プロフェッショナル人材向けサービス事業の単一セグメントであり、売上高の内訳についての詳細な開示はない。主力サイトの「FreeConsultant.jp」を通じたサービス提供によるものがほとんどであると推察される。
(2020年1月17日時点)
沿革(レポートから抜粋)
代表取締役社長の岡本祥治氏は、大学卒業後に5年間勤務したアクセンチュア在籍時より仕事や休暇で海外諸国を巡る機会が多く、この過程で日本の良さを再認識し、アクセンチュアを退社後に47都道府県全てを旅するという経験をした。
こうした経験により、日本を元気にできる仕事をしたいと思うに至り、07年にオンサイドパートナーズというコンサルティング会社を設立した。
コンサルティング会社設立の翌年の08年にリーマンショックが起きた。金融業界だけでなく社会全体が混乱した時に、当時は自身もフリーランス的に活動していた岡本氏が強く実感したのは、「個人事業主やフリーランス、起業家等、大企業等の組織を離れて働く人には守ってくれるインフラがない」ということであった。
こうした問題意識から、個人事業主やフリーランスが外部の人と有機的につながるエコシステムがあれば、各自が持つ専門性に根差した競争力が発揮できるのではないかと考えるに至った。
その考えをもとに、独立しているプロフェッショナル人材向けのサービスを展開するため、12年3月に同社を設立した。
同社設立の翌月には、現在の主力サービスとなっている「FreeConsulant.jp」が開始された。市場側の需要に応える形で、16年7月には、分野特化型のサービスサイト「FintechConsultant.jp」を開設した。
このように、「FreeConsulant.jp」を中核サイトに位置づけ、プロフェッショナル人材の登録数を増やし続けていった。
17年12月の東京証券取引所マザーズ市場への上場後も、分野特化型のサービスサイトを増やしたほか、17年12月にフリーランス向けお試し稼働付き就職支援「大人のインターン」、19年6月にプロフェッショナル人材向けの転職支援サービス「Professional-Career」、19年11月には成長スタートアップ企業向けの「スポットプロ人材シェア」等の新サービスを次々と開始した。
また、19年10月にスキルシフトの設立による地方貢献副業サービス「Skill Shift」を開始するなど、サービスの領域の拡大を続けている。
(2020年1月17日時点)