ファーストアカウンティング

◆ 事業内容
・ファーストアカウンティングは、「AIと最先端技術を活用して、顧客と取引先にシームレスで効率的な商取引を提供し、生産性の向上と社会の発展を支援する。」というミッションを掲げ、AIを活用して企業の経理業務を自動化、効率化するAIソリューション事業を行っている。

◆ 25年12月期中間決算の概要
・25/12期中間会計期間（以下、上期）の売上高は前年同期比42.1%増の1,116百万円、営業利益は同14.1%増の113百万円であった。サービスの導入社数の増加に伴い増収が続き、人件費や広告宣伝費などの増加があったものの増益を維持した。通期計画に対する進捗率は売上高で47.3%、営業利益で47.9%である。

◆ 25年12月期の業績予想
・25/12期の会社計画は売上高2,362百万円（前期比38.4%増）、営業利益237百万円（同30.6%増）である。同社は上期の順調な進捗を鑑み、期初に公表した計画を変更していない。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、上期実績及び同社の方針を踏まえて、従来予想である25/12期の売上高2,375百万円（前期比39.1%増）、営業利益243百万円（同34.3%増）を据え置いた。

◆ 今後の事業戦略
・ファーストアカウンティングは、持続的な事業規模拡大のために、AIの活用によるOCR処理の精度向上や海外展開などに取り組んでおり、25年5月に米国に営業拠点となる子会社を設立している。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、蓄積したノウハウや高い開発力を活かし、様々な業種の企業の経理業務の効率化に役立つサービス提供を行っている点が同社の強みと評価している。業績については、26/12期以降も増収増益が続くと予想している。