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4172 東証スタンダード(情報・通信)

東和ハイシステム

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

西日本を中心に歯科医院向けシステムを提供

東和ハイシステム(以下、同社)は、歯科医院向けシステムを提供する企業である。歯科医院向けシステムは、従来、機能ごとにシステムが分立し、各システムが個別に運用されてきた。同社はこれらの機能をひとつのシステムに融合し、一元的に管理、運営できる統合システムを独自開発した。それが、主力商品の「歯科電子カルテ統合システム Hi Dental Spirit XR-10i」である。

歯科医院が必要とするシステムの機能には、(1)保険診療報酬の請求に必要なレセプト機能、(2)診療カルテを記録する電子カルテ機能、(3)患者に対するインフォームドコンセントに関連する機能、(4)歯科医院の運営管理を効率化する機能がある。世間で歯科医院向けシステムと言った場合、レセプト機能を提供するシステムであるレセプトコンピュータ(以下、レセコン)のことを指すことが多い。また、それぞれの機能を提供するシステムごとに個別で運用されることがほとんどである。

同社の「Hi Dental Spirit XR-10i」の最大の特徴は、電子カルテ機能を主に置き、レセプト機能を統合して基幹システムと位置づけている点にある。その上で、インフォームドコンセント機能を提供する「i-DS」シリーズや、歯科医院の運営管理を効率化する機能を提供する「CTIシステム」等を基幹システムと連携させることで、統合パッケージとして一元管理できるようにしている。

歯科のカルテは、32本の歯の1本ずつの状態を図で記録するため、他の医科のカルテとは異なり、その記録量は膨大になる。同社では膨大なデータ処理のため、日立製作所(6501東証一部)のデータベースソフトウェア「HiRDB」を用い、手書きカルテと同等の利便性を実現している。そのシステムボリュームは、地方銀行の勘定系システムと同水準と言われている。一方、そのボリュームの大きさのために、現在のところクラウド型システムでは提供できず、サーバーやコンピュータにソフトウェアをインストールするオンプレミス型システムとしての提供に限られている。

(2020年12月29日時点)

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