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5891 東証スタンダード(小売業)

魁力屋

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

三大都市圏を中心に「京都北白川ラーメン魁力屋」を直営店主体でチェーン展開

魁力屋は、「京都背脂醤油ラーメン」を主力商品とする「京都北白川ラーメン魁力屋」(以下、「ラーメン魁力屋」)を中心に店舗展開している企業である。

「京都ラーメン」は京都が発祥とされるラーメンの総称であり、その特徴によりいくつかの系統があるとされている。背脂醤油ラーメンはそのうちのひとつで、醤油と鶏ガラ主体のスープに背脂を落とすのが特徴である。

「京都背脂醤油ラーメン」はこってりしている割には飽きが来にくいため、幅広い客層に受け入れられやすいとされている。また、地域ごとの味の嗜好性の影響を受けにくく、全国展開がしやすいラーメンとされている。

「京都ラーメン」を謳うラーメン店は他にもあるが、「京都」ブランドを屋号に掲げて展開しているチェーン店は他には見当たらない。屋号のブランドの強さと、ラーメンの味の特徴から、05年に1号店をオープンして以来、関東、関西、東海の三大都市圏を中心に店舗数を増やしてきた。なお、海外での展開は行っていない。

魁力屋の事業は飲食事業の単一セグメントだが、魁力屋事業部門とその他事業部門で構成されている。事業別の売上高は開示されていないが、23年9月末時点の全店舗140店舗のうち、その他事業部門はから揚げ専門店等の10店鋪に過ぎないことから、魁力屋事業部門が売上高の大半を占めていると言えよう。

「ラーメン魁力屋」のメニューは、「京都背脂醤油ラーメン」を主力商品としているが、焼きめしや餃子、唐揚げ等の定食メニューやお子様メニューを取り揃えることで、ファミリー層にも受け入れられやすく、また、利用頻度が高くなるような構成となっている。特に、焼きめしは店内調理にこだわり、他社との差別化アイテムとして強化してきている。

「ラーメン魁力屋」の店舗は立地別に、郊外ロードサイド店舗、フードコート店舗、駅前ビルイン店舗の3種類があるが、これまでの出店の経緯から、郊外ロードサイド店舗が中心となっている。

郊外ロードサイド店舗は05年の1号店オープンからの形態である。10台以上の駐車場、150~300坪程度の敷地に建坪30坪、座席数43席を標準型とし、厨房と客席が一体となったオープンキッチン形式を採る店舗フォーマットを確立している。コンパクトでありながら、おひとり様からファミリー層までの幅広い顧客層に対応できるつくりとなっている。

フードコート店舗は、13年にイオンモール東員店(三重県員弁郡)にオープンして以来のもので、郊外ロードサイド店舗以上に客層の幅が広くなっている。また、駅前ビルイン店舗は都市部への出店のためのもので、今後、出店が本格化していく店舗形態である。

(2023年12月19日時点)

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