4498 東証グロース(情報・通信)
サイバートラスト
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
電子認証技術とLinux/OSS技術でITインフラ上のトラストサービスを提供
サイバートラスト(以下、同社)は、ITインフラの安全な利用を支えるトラストサービスを提供する会社である。SBテクノロジー(4726東証一部)を親会社としており、当時兄弟会社の関係にあった旧サイバートラストとミラクルリナックスが17年10月に合流して現サイバートラストとなった。
こうした経緯から、旧サイバートラストが持っていた認証・セキュリティ技術とミラクルリナックスが持っていたLinux/OSS技術という2つのコア技術をベースにサービス提供をしている。さらに、両技術を融合する形で、今後需要拡大が見込まれるIoT分野でのソリューションの提供も増えている。
同社の事業セグメントは、トラストサービス事業の単一セグメントだが、売上高は認証・セキュリティサービス、OSSサービス、IoTサービスの3つに分類される。全体の売上高の約6割が認証・セキュリティサービス、約2割がOSSサービスによるものとなっている。
売上高の約6割を占める認証・セキュリティサービスは、デジタル社会における「身分証」に該当する電子証明書、電子的本人確認、電子署名等の各種証明書の提供を中心とした情報セキュリティに関するサービスである。
提供される電子証明書や電子署名等が信用に足るものであるためには、電子認証局による保証が必要不可欠となる。同社は国内で初めて商用電子認証局を立ち上げた実績を持ち、また、同社の電子認証局は国際的な監査規格であるWeb Trust for CAに合格しているなど信頼性が高い。
(2021年4月27日時点)