4125 東証スタンダード(化学)
三和油化工業
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
化学品製造の出自でメーカー機能も持ち合わせる産業廃棄物リサイクル企業
三和油化工業(以下、同社)は、愛知県を基盤とした産業廃棄物リサイクル企業である。元々は自動車関連企業向けの油剤や化学品のメーカーだったが、90年代に有機溶剤のリサイクルを手掛けるようになって以降、製造業全般を対象としたリサイクル企業として成長してきた。
そのため、高付加価値な再生製品の取り扱いが多い。また、出自がメーカーということから、現在でもメーカーとして展開する事業を有している。
顧客の多くが生産拠点を全国にもつ製造業であることから、10年代には東日本や西日本にリサイクル拠点を設けている。地域密着型の事業者が多いリサイクル業界においては珍しく、全国展開を進めている。
同社は、環境関連事業の単一セグメントだが、リユース事業、リサイクル事業、化学品事業、自動車事業、PCB注事業の5つの事業に売上高を区分している。また、廃棄物処理の対価として受け取る「処分費売上」と、製商品の販売で得られる「一般売上」の2つに区分する仕方もある。
事業別の売上構成は、リサイクル事業が約3割、リユース事業、化学品事業、自動車事業が各約2割、PCB事業が約1割である。提供する役務や製商品の違いによる区分では、処分費売上が4割弱、一般売上が6割強となっている。
(2021年12月28日時点)