3958 東証スタンダード(パルプ・紙)
笹徳印刷
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
包装パッケージの企画・印刷・加工に加え、プリントメディア領域の拡大を目指す
笹徳印刷は、包装資材やラベルなどのパッケージ、販売促進ツール、カタログやパンフレットといった商業印刷、プロモーションやマーケティングの企画などを行う総合印刷会社である。
笹徳印刷グループは同社並びに印刷媒体の企画制作を行うサンライト、中国でパッケージの製造販売を行う世徳印刷(無錫)と世徳印刷科技(無錫)、インドネシアでのパッケージの販売を行うSASATOKU INDONESIAで構成されている。
笹徳印刷グループの売上高は、パッケージング分野とコミュニケーション分野に分類され、23/6期の売上高の62.4%をパッケージング分野、37.6%をコミュニケーション分野が占めている。
パッケージング分野は成熟分野ととらえられがちであるが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、足元の売上高は新型コロナ禍前に迫る水準まで回復している。
パッケージング分野は紙器や軟包装など包装資材パッケージの企画設計、デザイン、印刷、加工並びに商品の包装、キッティング作業から発送までの付帯サービスを提供するフルフィルメントサービスなどで構成されている。
顧客のデザイン・設計に基づくだけでなく、顧客がイメージするものを同社のデザイナーが具体的なパッケージに落とし込むといったことも行っている。また、単に包装するだけでなく、POP機能を付加した外箱や店頭什器にもなる輸送包装箱などを幅広く手掛けている。
同分野の特徴であるフルフィルメントサービスの具体例としては、同社のクリーン化工場設備を活かして医薬部外品をパッケージングし配送したり、アミューズメント施設向けに菓子食品を同社工場で製造した箱にパッケージングまで行い配送していることなどが挙げられる。
(2023年10月6日時点)