4380 東証グロース(情報・通信)
Mマート
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事業内容(レポートから抜粋)
B2Bに特化したインターネットマーケットプレイス事業を運営
Mマート(以下、同社)は、飲食業界、宿泊業界、中食・内食業界などを買い手とし、メーカー、問屋、輸入商社、生産者などを売り手とするB2Bに特化したオープン型のインターネットマーケットプレイス事業を展開している。
同社が運営する主なマーケットプレイスは、業務用食材卸サイトの「Mマート」、厨房機器・食器等の総合業務用卸サイトの「Bnet」、食材処分品サイトの「卸・即売市場」、厨房機器・食器等の処分品サイトの「ソクハン市場」である。なかでも、「Mマート」が全社営業収益の70%程度を占める主力サイトとなっている。
同社は、20年10月に個人・家庭向け通販サイト「C-joy」を開設しているが、今のところは既存サイトの売り手向けを中心とするテストマーケティング的な段階にあり、B2Bに特化したビジネスモデルは堅持されていると考える。なお、「C-joy」の収益はその他カテゴリーに分類されている。
(2021年1月29日時点)
沿革(レポートから抜粋)
同社は2000年2月に有限会社エムマートとして資本金3百万円で設立された。飲食業を経営していた創業者の村橋純雄氏が、多くの同業者が仕入先確保に苦労する状況を解消する目的で64歳のときに同社を設立した。
創業と同時に、自身の経験を活用した自社開発システムによるB2Bの業務用食材卸サイト「Mマート」を立ち上げ、その運営及びコンサルティング業務を開始した。2度の増資を経て02年7月に株式会社へと組織変更した(その時点での資本金は10百万円)。
03年3月には、厨房機器・食器等の業務用卸サイト「Bnet」を開設した。「Mマート」事業における買い手の中核である飲食業界は、新規出店やチェーン店化、改装・業態転換等が多いことから、取扱商材を厨房機器・食器分野に拡大する動きは、買い手目線のサイト運営と既存ストックの深掘り・細分化で事業拡張を目指す同社の経営戦略に沿ったものといえる。
08年1月に食材の処分品を取扱うサイトである「食材アウトレット市場」(現「卸・即売市場」)を、09年3月には厨房機器・食器等の処分品を取扱うサイトである「Bnetアウトレット市場」(現「ソクハン」)を開設した。
その名の通り、「Mマート」と「Bnet」のアウトレット市場との位置づけであり、同社の経営戦略に沿った動きである。この間、3度の増資を実施し、15年11月時点の資本金は60百万円であった。
創業時から続く買い手目線のサイト運営と飛び地進出しない着実・堅実な経営方針のもと同社は成長を続け、18年2月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場による増資で資本金は318百万円となった。
(2019年5月17日時点)