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9325 東証プライム(倉庫・運輸関連業)

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ファイズ

アップデートレポート

(公開日 2019.09.06)

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概要(レポートから抜粋)

◆会社概要
・ファイズ (以下、同社)は、顧客をECサイト運営企業に特化してワンストップで物流サービスを提供する企業である。物流プロセスの全体をカバーするが、物流拠点内のオペレーションサービスが中心である。

◆19年3月期決算
・19/3期決算は、売上高8,448百万円(前期比13.7%増)、営業利益187百万円(同60.1%減) となり、6期連続増収も、創業来初の減益になった。対期初会社計画の達成率は、売上高が93.8%、営業利益が36.1%に留まった。売上高の未達は、主力のオペレーションサービスでの伸び悩みとデリバリーサービスでの大型案件の終了後の新規顧客へのシフトが計画ほど進まなかったのが主な要因である。さらに、成長投資のための費用が 増加して、減益幅が拡大した。

◆20年3月期業績予想
・20/3期連結業績について、同社は売上高11,000百万円(前期比30.2%増)、営業利益250百万円(同33.6%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/3期の業績を、売上高10,256百万円(同21.4%増)、営業利益234百万円(同25.3%増)と、会社計画より慎重な水準を予想した。需要増を背景としたオペレーションサービスと新規サービスの拡大も貢献するロジスティクスサービスが増収を牽引しよう。一方、人に関係する費用の増加を見込み、売上高営業利益率は前期より 若干の上昇に留まるものとした。

◆今後の注目点
・当センターでは、21/3期は29.0%、22/3期は23.6%の増収を予想する。増収効果による売上高販管費率の低下によって、売上高営業利益率は22/3期に3.6%まで上昇すると予想した。
・22/3期までの中期経営計画の公表とともに、19年10月からの持株会社体制への移行、合弁会社の設立等、体制の変更を含む 動きが活発化しており、中期的な成長基盤の強化に向けたこれらの動向に注目したい。

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