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9325 東証プライム(倉庫・運輸関連業)

ファイズ

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

ECサイト運営企業に特化してワンストップの物流サービスを提供する企業

ファイズ(以下、同社)は、ECサイト運営企業に顧客を特化して、ワンストップで物流サービスを提供する会社である。

物流業界には3PL(サードパーティー・ロジスティクス)と呼ばれる業務形態があり、同社も3PL事業者としてサービスを提供している。

顧客の物流業務を受託する3PLは、顧客の物流業務に占める担当割合(シェア)と、顧客側で発生する物流業務量によって業績が決まると言って差し支えない。

同社は社歴こそ浅いが、前身である株式会社ヴィ企画(京都府京都市)の一事業部の時代から、大手ECサイト運営企業の物流業務の一部を担い、実績を積んできた。

同ECサイト向けの売上高は19/3期の全社売上高の64.8%を占めており、これまでの同社の成長は同ECサイトの成長とともにあると言っても過言ではない。

同社は、ECソリューションサービス事業の単一セグメントだが、物流プロセスのどの部分に対して提供されるサービスかによって、売上高は3つのサービス区分に分類される。

物流拠点内で行われるオペレーションサービスが全体の売上高の70.2%を占める主力サービスとなっているが、その売上構成比は低下傾向にある。

(2019年9月6日時点)

沿革(レポートから抜粋)

同社の前身はヴィ企画の3PL事業部である。ヴィ企画は主に人材派遣業を営む企業で、物流企業向けにも事業を行っていた。その時に担当した顧客企業からの案件に対応するために、3PL事業部が設けられた。

その後、3PL事業部が急拡大したため、経営判断の機動性を高めることを目的に、ECソリューションサービスを展開する企業として分社化し、13年10月に同社が設立された。

同社の代表取締役社長には、ヴィ企画及びそのグループ会社でキャリアを積んできた榎屋幸生氏が就任した。なお、同社の筆頭株主の金森勉氏は、ヴィ企画の代表取締役である。

同社設立の翌14年2月には、ヴィ企画より、南大阪を拠点とするロジスティクスサービス事業を譲り受けた。同年5月には 、ヴィ企画よりオペレーションサービス(請負)の事業を、ヴィ企画のグループ会社であるヴィプランニングよりオペレーションサービス(派遣)の事業を譲り受けた。

これにより、物流拠点内での請負と派遣を行うオペレーションサービスと、物流拠点間の輸送を行うロジスティクスサービスが現在の中核事業として確立した。

その後は、オペレーションサービスの顧客の物流拠点に置かれる事業所、オペレーションサービスのスタッフの採用拠点やロジスティクスサービスの拠点である営業所を全国に増やしていった。

ECサイト運営企業等の物流拠点からECサービス利用者への配送を行うデリバリーサービスは、3つ目の事業として15年5月に開始したサービスである。これにより、ECサイトを運営する顧客に対し、ワンストップでサービスを提供する体制が整ったと言えよう。

顧客の物流需要の増加を背景に業績拡大を続け、17年3月に東証マザーズに株式を上場した。18年12月には東京証券取引所市場第一部へ市場変更となった。

(2019年9月6日時点)

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