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概要(レポートから抜粋)

◆ 会社概要
・ユニフォームネクスト(以下、同社)は、インターネットを中心に業務用ユニフォームの通信販売を展開している。設立当初は福井県で対面販売を行ってきたが、現社長になり、通販による全国販売主体のビジネスモデルに転換した。

◆ 19 年 12 月期決算
・19/12 期決算は、売上高 4,714 百万円(前期比 17.0%増)、営業利益 361百万円(同 5.4%増)となった。期初の会社計画に対する達成率は売上高が 97.2%、営業利益が 101.2%であった。サービス部門のクリニックユニフォーム、オフィスワーク部門のオフィスユニフォームが増収を牽引したが、売上構成比の変化による売上総利益率の低下と、販売費及び一般管理費の増加により、売上高営業利益率は前期比 0.8%ポイント低下した。

◆ 20 年 12 月期業績予想
・20/12 期業績を、同社は、期初の段階では前期比 17.2%増収、同 2.7%営業増益と計画していたが、新型コロナウイルス禍の影響が合理的に見積もれないとして、第 1 四半期決算公表時点で「未定」に修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/12 期の業績を、売上高 3,521 百万円(前期比 25.3%減)、営業利益 132 百万円(同 63.3%減)と予想した。新型コロナウイルス禍がなかったと仮定した場合に予想される売上高より約 37%下回るものとして予想を作成した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、21/12 期以降は新型コロナウイルス禍の影響が一巡するものとして、21/12 期は前期比 63.2%増収、22/12 期は同 25.3%増収、売上高営業利益率は 20/12 期予想の 3.7%に対して 22/12 期には 7.1%まで回復すると予想した。
・物流・加工機能を持つ新社屋の 18 年末からの稼働に加え、20 年 2 月からの新システムの稼働開始と体制が整った矢先に新型コロナウイルス禍が直撃した。影響を受けやすい業種の顧客が多いこともあり、短期的には新型コロナウイルス禍の影響を見極める展開となろう。

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