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概要(レポートから抜粋)

「一風堂」を旗艦ブランドとし、ラーメンを中心に日本食文化を内外に発信
19年3月期前半に弱く推移した国内の既存店売上高の回復動向が当面の焦点

◆会社概要
・力の源ホールディングス(以下、同社)は、「一風堂」を主力に、ラーメンを中心とした飲食店チェーンを運営している。海外展開に積極的で、19/3期第2四半期末の店舗数は244店舗(国内149、海外95)である。

◆19年3月期第2四半期累計期間決算
・19/3期第2四半期累計期間決算は、売上高13,116百万円 (前年同期比11.4%増)、営業利益393百万円(同7.4%増) となった。期初の会社計画に対する達成率は、売上高98.6%、営業利益89.8%に留まった。国内店舗運営事業の既存店売上高が弱く推移し、海外店舗運営事業の好調さをもってしてもカバーしきれなかった。

◆19年3月期業績予想
・19/3期連結業績について、同社は売上高27,243百万円(前期比11.4%増)、営業利益1,012百万円(同11.8%増) と予想しており、期初計画より、売上高で3.0%、営業利益で12.0%下回る水準となっている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/3期の業績を、売上高27,517百万円( 前期比12.5%増)、営業利益1,013百万円(同11.9%増)と下方修正後の会社計画とほぼ同じ水準を予想した。海外の好調と国内が弱含んだ状況を織り込んだ。

◆今後の注目点
・当センターでは、 主に海外での「IPPUDO」の出店増が牽引して20/3期17.5%、21/3期14.4%の増収となり、売上総利益率の若干の改善と売上高販管費率の 低下で、 売上高営業利益率が21/3期に5.2%まで上昇すると予想した。
・同社は一風堂事業へ再度集中する方向に戦略の舵を切った。短期的には、18年12月に前年同月比プラスになった国内の既存店売上高のトレンドが持続するかどうか、中期的には国内、海外ともに一風堂ブランドの店舗増のペースがどうなるかが注目点となろう。

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