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概要(レポートから抜粋)

◆ 8ブランドを取り扱う独立系の輸入車販売業者
・ウイルプラスホールディングス(以下、同社)は、連結子会社3社により、ジープやフィアット、BMW、MINI、ボル ボなど8ブランドの輸入車(新車)の正規ディーラーを運営する独立系の純粋持株会社である。新車と同じブランドの中古車も取り扱うほか、車輌整備や保険販売も手掛けている。

◆ 18年6月期第2四半期累計期間の決算は8%増収、4%営業増益
・18/6期第2四半期累計期間の決算は、7.5%増収、4.4%営業増 益であった。フィアットやMINIを中心に新車販売が増収をけん引したほか、車種構成の改善や、インポーターからのインセンティブ収入の増加などにより、会社計画をやや上回った。

◆ 18年6月期の会社計画は5%増収、2%営業増益を維持
・ニューモデル4車種の拡販などを前提に、5.3%増収、1.8%営業増益を見込む18/6期計画を、同社は据え置いた。
・事業譲受とインポーターとの契約により、ジャガー・ランドローバー(18年春)、ポルシェ(同年秋)の正規ディーラー事業を開始すると発表した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、新ブランドの取り扱い開始や新規出店による費用の増加等を見込んで18/6期の業績予想を見直し、営業利益を1,364百万円→1,263百万円(前期比4.4%増)に減額した。

◆マルチブランド戦略の強化により、中期業績予想を引き上げた
・ジャガー・ランドローバーとポルシェという有力ブランドを獲得した効果に加え、事業譲受と新規出店の貢献が本格化することを考慮に入れ、当センターは19/6期以降の業績予想を上方修正した。
・当センターは、18年夏から始まる消費増税に関する議論が同社の株価に影響を与える可能性について注意が必要と考えている。

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