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3538 東証一部(小売業)

ウイルプラスホールディングス

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

M&Aを成長戦略の柱に据える独立系輸入車販売業者

ウイルプラスホールディングス(以下、同社)は、4連結子会社により、ジープやフィアット、BMW、MINI、ボルボ等、9ブランド(19年1月頃から販売開始予定のポルシェを除く)の輸入車(新車)の正規ディーラーを運営する独立系の純粋持株会社である。

新車を購入する顧客から下取りした車輌については、同じブランドであれば、店舗で中古車として販売し、異なるブランドであれば、オートオークションを通じて他社ディーラーに販売している(業販)。販売した車輌を中心に、整備や修理、車検等もショールームに併設した整備工場、または独立した整備工場で行っている(車輌整備)。

その他、損害保険会社の代理店として、自賠責保険や任意保険等の販売を手掛けている。インポーター注1から仕入れた自動車部品を部品商に対して供給する卸売を一部のブランドで行っていたが、17/6期中に販売を停止した。

同社グループは、アルファロメオ、フィアット、アバルト、ジープ、ジャガー、ランドローバーを販売するチェッカーモータース、BMW、MINIを販売するウイルプラスモトーレン、ボルボを販売する帝欧オート、ポルシェの販売開始に向けて準備を進めているウイルプラスアインスの4つの連結子会社と純粋持株会社である同社によって構成されている。

同社グループは、輸入車販売関連事業の単一セグメントであり、商品品目は、新車、中古車、業販、車両整備、その他(保険の販売手数料、インポーターからの新車販売等の成績に応じたインセンティブ収入)である。

新車は、各連結子会社が正規ディーラーとして各インポーターから仕入れて、一般消費者に販売されている。18/6期の売上高構成比は50.3%と、同社の売上高の中核を占めている。

(2018年11月2日時点)

沿革(レポートから抜粋)

同社は、代表取締役社長である成瀬隆章氏の実父が福岡県北九州市において97年1月に設立した株式会社さんふらわあシージェイ(同年1月に株式会社福岡クライスラーに社名変更)を前身としている。

福岡クライスラーは、西日本地区で最初のクライスラーの正規ディーラーとして新車販売事業に乗り出したが、収益状況は厳しく、間もなく事業撤退が検討されていた。

しかしながら、98年12月に福岡クライスラー社の取締役に就任した成瀬氏は、輸入車販売事業の将来性に自信を持ち、04年3月に代表取締役に就任した。同年10月には自己資金等により福岡クライスラーの株式を全株取得し、実父が経営する企業グループから独立すると共に、積極的な事業展開を開始した。

05年7月に東京都大田区に、06年5月に福岡県久留米市に相次いで店舗を開設した後、米国フォード車のディーラー事業、インポーター事業、PDI(納車前検査)事業、パーツ(自動車部品)卸売事業を営む株式会社フォーピラーズを07年7月に買収した(フォード車の取り扱いは販売不振により12/6期に撤退した)。

07年10月に、福岡クライスラー(3店舗運営)とフォーピラーズ(1店舗運営)を完全子会社とする株式会社ウイルプラスホールディングスを設立した。

08年7月にフィアット、アルファロメオの正規ディーラーであるチェッカーモータース株式会社(4店舗運営)を完全子会社化した。

09年には株式会社ウイルプラスモトーレンを設立し、事業譲受によって、BMW(2店舗運営)、MINI(2店舗運営)の取り扱いを開始した(その後3店の新規出店を実施し、16年12月末では7店舗となった)。

10年7月に、福岡クライスラー、フォーピラーズ、チェッカーモータースの3社は事業の効率化を目指して合併し、新生チェッカーモータースとして再出発した(合併前後の出店と閉店によって、16年12月末では12店舗となった)。

14年4月にボルボの正規ディーラーである帝欧オート株式会社(5店舗運営)、並びにその子会社でありジャガーの車輌整備を行う株式会社帝欧オートサービスを完全子会社化した(その後、福岡の2店を1店に統合し、16年12月末では4店舗となった)。

16年3月、同社は東京証券取引所ジャスダック(スタンダード)市場に上場した。

同社社長の成瀬隆章氏は、学生時代から家業であった中古車販売などを手伝っていたが、新車販売事業を学ぶため、95年に千葉トヨペット株式会社に入社した。家業の事業環境が悪化したことから、96年には実父が経営する会社に呼び戻され、マツダやフォードの新車、中古車販売を中心とした業務に携わっていたが、古参の幹部と意見の相違が大きかったことから、独立を模索していた。

成瀬氏も取締役として経営に参画していた福岡クライスラーが経営不振により事業撤退が検討されると、04年に代表取締役に就任すると共に、自己資金等によりその株式を全株取得して、実父の経営する企業グループから完全に独立を果たした。

独立した時点では、福岡県にクライスラーの正規ディーラーを1店舗運営するだけの企業であり、同じ輸入車販売会社とは言え、現在は経営形態や規模の点で全く異なる企業となっている。従って、証券リサーチセンターでは、成瀬社長はいわゆる二代目経営者ではなく、実質的には創業者であると捉えている。

(2017年4月7日時点)

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