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概要(レポートから抜粋)

◆8ブランドを取り扱う独立系の輸入車販売業者
・ウイルプラスホールディングス(以下、同社)は、連結子会社3社により、ジープやフィアット、BMW、MINI、ボル ボなど8ブランドの輸入車(新車)の正規ディーラーを運営する独立系の純粋持株会社である。新車と同じブランドの中古車も取り扱うほか、車輌整備や保険販売も手掛けている。

◆17年6月期決算は12%増収、37%営業増益
・17/6期決算は 、11.7%増収、36.5%営業増益であった。ジープやMINI、ボルボを中心に新車販売が増収をけん引したほか、コストの抑制によって買収した子会社群の収益性が大きく改善したため、会社計画を上回る好決算となった。

◆18年6月期の会社計画は5%増収、2%営業増益
・18/6期について同社は、ニューモデル4車種の拡販などを前提に、5.3%増収、1.8%営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、17/6期実績が従来想定を上回った新車販売などの売上高を中心に18/6期の業績予想を見直し、売上高は24,630百万円→25,450百万円(前期比8.0%増)に、営業利益は1,275百万円→1,364百万円 (同12.7%増)に増額した。

◆車輌整備や保険販売の拡大による中期的な収益性の改善を予想
・同社は ストック型の収益である車輌整備や保険販売の拡大を目指しているが、こうした収益は売上総利益率が高い。当センターは、同社のストック型収益の売上高構成比が19/6期から高まると見込み、同社の収益性が中期的に改善を続けると予想している。
・当センターは、外国車メーカーのEV/PHV戦略から影響を受ける可能性に、長期的な観点から注意が必要と考えている。

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