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概要(レポートから抜粋)

M&Aを成長戦略の柱に据える独立系輸入車販売業者
新規ブランドに関する事業譲受や出店の影響により、一時的に利益率は低下へ

◆ 9ブランドを取り扱う独立系の輸入車販売業者
・ウイルプラスホールディングス(以下、同社)は、連結子会社4社により、ジープやフィアット、BMW、MINI、ボルボ 等、9ブランドの輸入車(新車)の正規ディーラーを運営する独立系の純粋持株会社である。新車と同じブランドの中古車も取り扱うほか、車輌整備や保険販売も手掛けている。

◆ 18年6月期決算は9%増収、4%営業増益
・18/6期決算は、9.3%増収、4.3%営業増益であった。アルファロメオやフィアットを中心に新車販売が増収をけん引した。一方、事業譲受した店舗の収益性が低いことや、デモカーの増加により減価償却費が増加したこと等により、営業利益率は前期の5.1%から4.9%に低下した。

◆ 19年6月期の会社計画は15%増収、7%営業増益
・19/6期について同社は、ニューモデル4車種の拡販や、新たに開始したジャガー・ランドローバーの正規ディーラー事業や、19年1月の開店を予定するポルシェセンター郡山(仮称)の貢献等を前提に、14.5%増収、6.6%営業増益を計画している。
・18年10月、事業譲受により、ポルシェセンター仙台の運営を18年12月から 開始すると同社は公表した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、ポルシェセンター仙台の事業譲受の影響等を考慮して19/6期の業績予想を見直し、売上高は28,700百万円→29,800百万円(前期比15.6%増)に、営業利益は1,546百万円→1,383百万円( 同9.6%増)に修正した。

◆ 事業譲受や新規出店等により、利益率は一時的に低下を見込む
・ジャガー・ランドローバーとポルシェの取り扱い開始に伴い、事業譲受と新規出店によるコスト負担が先行するため、当センターは、19/6期以降の営業利益率の前提を引き下げた。しかし、コスト負担の軽減が見込まれる20/6期以降は利益率が徐々に改善すると予想している。

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