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286A 東証グロース(サービス業)

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ユカリア

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2024.12.13)

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概要(レポートから抜粋)

ユカリアグループは、ユカリアと連結子会社10社、非連結子会社5社、持分法非適用関連会社5社で構成され、ヘルスケア関連事業を行っている。

事業セグメントとしては、経営難に陥っている病院の経営支援を行う医療経営総合支援事業を中心に、介護施設の入居相談・施設紹介と介護施設の運営を行うシニア関連事業、コンタクトレンズの製造・販売を行う高度管理医療機器事業を展開している。

23/12期の売上構成比は、医療経営総合支援事業が29.9%、シニア関連事業が36.9%、高度管理医療機器事業が33.0%、その他が0.2%であった。

医療経営総合支援事業では、経営難に陥っている病院とパートナーシップ契約等を結び、支援メニューを提供している。具体的な支援サービスとしては、地域で必要な病院として再生するための経営コンサルティング、病院が保有する不動産のセール&リースバックや診療報酬債権のファクタリング等の資金支援、病院業務のDX化の推進、医療資材・医療機器の調達支援、人材採用等の人事支援等の支援策が挙げられ、平均して10年程度の長期にわたって提供している。

24年9月時点でパートナーシップ契約等を結んだ医療法人(以下、提携医療法人)は24法人、経営支援を行っている病院は24病院となっている。支援対象は病床数が100~499床程度の中病院が多い。

シニア関連事業は、子会社のあいらいふが担当する介護施設の入居相談・施設紹介サービスと、子会社のクラーチが担当する高齢者向け介護施設の運営からなる。

介護施設の入居相談・施設紹介サービスでは、首都圏を中心に入居相談員が行う対面サービスと、ネットで施設を検索して資料請求等ができる、ポータルサイト「さがしっくす」の2つのサービスを提供している。対面サービスではユカリアが運営する施設も含め、全国9,000以上の施設の紹介を行っている。収益は、施設への入居が決まった際に介護施設から受け取る成功報酬である。「さがしっくす」の収益は、成功報酬と介護施設からの広告掲載収入である。

高度管理医療機器事業は、子会社のシンシア(7782東証スタンダード)が、コンタクトレンズの製造・販売を行っている。主力ブランドの「シンシアSシリーズ」は、長時間の使用でも目の酸素不足を防ぎ、目への負担が少ないシリコーンハイドロゲル素材のクリアレンズであり、その他に複数のブランドを扱っている。

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