9552 東証グロース(サービス業)
M&A総合研究所
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
AIやDXのテクノロジー活用で急拡大のM&A仲介会社
M&A総合研究所(以下、同社)は、AIを中心としたテクノロジーの活用を特徴とするM&A仲介サービスを提供している。設立が18年10月と社歴は浅く、業界では後発となるが、21/9期に売上高が急拡大するとともに、M&Aアドバイザーの人数では業界上位に位置している。会社設立から22年3月までの3年6カ月間のM&A累計成約数は65件にのぼる。
同社の事業は、M&A仲介事業とその他に分類される。その他は、WEBマーケティング支援事業で、クライアントのウェブサイトへの流入数増加等を支援するサービスだが、M&A仲介事業への注力により、存在感は大きく低下している。
同社のM&A仲介サービスは、譲渡希望企業(以下、売り手候補)または買手候補企業(以下、買い手候補)との間でアドバイザー契約を締結した上で、マッチング相手の探索や、マッチング後のディール進行過程における利害関係者との調整サポートを行い、成約に導くサービスである。
成約に至る期間を大きく短縮できたのは、
(1)各フェーズで発生する非効率な作業をDXの推進で効率化してきたこと
(2)マッチングにおけるAIの活用で、買い手候補のリスト作成から営業活動までの時間短縮とマッチング精度の向上を実現できたこと
この2点が要因である。なお、同社のDX及びAIのシステムはすべて自社開発であり、他社には容易に真似できない水準のものとなっている。
(2022年7月1日時点)