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7681 東証スタンダード(卸売業)

レオクラン

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

医療機関や介護施設の新築・増改築案件を得意とする「狩猟型」医療機器商社

レオクランは、病院をはじめとする医療・介護施設の新増改築(新築と増改築の総称)案件に関わる医療機器商社である。

単なる医療機器の販売に留まらず、コンサルティングを行いながら、新築や増改築の際の基本計画の提案、設計、設備工事等までもワンストップで手掛けることを得意としている。

医療施設ごとに見ると10年に一度あるかどうかの案件を獲得する事業スタイルであることから、レオクランは自身を「狩猟型」の医療機器商社と称している。

01年の創業来「狩猟型」のスタイルを貫いてきたことで、業績の変動は大きいものの、長期的に見ると業績規模を拡大してきている。

元々は近畿地方中心であったが、現在は全国で営業を展開している。全国展開の過程で、施設の新増改築時に、構想段階から実際の開院までコンサルティングをしながら関与し、全体最適ソリューションを提供するための独自の取り組み方である「トータルパックシステム」を確立している。

レオクランの報告セグメントは、メディカルトータルソリューション事業、遠隔画像診断サービス事業、給食事業の3セグメントに分類されている。

メディカルトータルソリューション事業が売上高の95%以上を占める主力事業だが、ビジネスモデルの特性上、業績、特に利益の変動が大きい。一方、子会社で行っている遠隔画像診断サービス事業や給食事業は、メディカルトータルソリューション事業に比べると業績の変動は大きくはない。

(2023年4月21日時点)

沿革(レポートから抜粋)

現代表取締役社長の杉田昭吾氏は、画像診断用フィルム等の医療分野の消耗品を中心に取り扱っていた西本産業(現キヤノンライフケアソリューションズ)にて新規事業開発の一環として、医療機器の販売を手掛けるメディカルシステム部の立ち上げに関わっていた。

この部門を成長軌道に乗せるべく、西本産業からスピンアウトする形で、01年1月に大阪府吹田市にて同社を設立した(01年4月には大阪府摂津市に本社移転)。

医療機器商社としては、消耗品を納入する取引先を持っていなかったため、同社は新規顧客を獲得していく方針を採っていた。そこで同社は、新規に開業する医療機関やクリニックに狙いを定め営業をかけていった。このような方針で展開を図る企業は他には少なく、同社は近畿地方を中心に案件を獲得していった。

現在の同社を象徴する「狩猟型」の医療機器商社としての特徴は、創業当初からのものであると言える。

創業来同社は近畿地方の新規開業の案件を中心に手掛けて成長してきたが、ひとたび新規開業がなされると、増改築といった次の需要が生じるまでには10年単位での時間を要する。そのため、創業して5年近く経過すると、近畿地方での案件が少なくなっていった。

そこで同社は戦略の転換を図り、07年に全国展開へ舵を切ることとなった。

14年9月にはコンサルティング機能を持つ医療開発研究所を子会社化し、16年10月には、放射線関連の大型機器を専門にコンサルティングをしながら販売するL&Gシステムを設立した。

このように、「狩猟型」医療機器商社のビジネスモデルを磨き上げながら事業規模を拡大した結果、19/9期までに36都道府県での販売実績を有するようになった。

19年10月に東京証券取引所第二部へ上場し、現在に至っている。

(2020年7月3日時点)

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