7378 東証グロース(サービス業)
アシロ
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事業内容(レポートから抜粋)
インターネット上で弁護士情報等を提供するリーガルメディア関連事業を展開
アシロは、「アシロに関わる人を誰よりも深く幸せにすることで、よりよい社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、インターネット上で運営するメディアにより法律情報や弁護士情報などを一般ユーザーに提供するリーガルメディア関連事業を行っている。その他、20年4月から弁護士有資格者の人材紹介サービスであるHR事業、22年4月から弁護士費用保険「ベンナビ弁護士保険」を販売する保険事業を行っている。
アシロの連結子会社は保険事業を行うアシロ少額短期保険1社のみである。尚、23年3月に子会社化したポイントサイト「ビッコレ」などを運営するビッコレは6月に同社が吸収合併した。
リーガルメディア関連事業が主力で、23/10期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上収益の93.7%を占めている。
リーガルメディア関連事業では、弁護士へマーケティング支援サービスを提供する「リーガルメディア」と、探偵事務所や人材紹介会社など、弁護士以外の広告主へマーケティング支援サービスを提供する「派生メディア」を運営している。
23/10期上期におけるリーガルメディア関連事業の売上構成比は、リーガルメディアが64.1%、派生メディアが35.9%である。
アシロのサイトを利用するユーザーは、リーガルメディア、派生メディアとも原則として無料で閲覧でき、アシロは各メディアへ広告を出稿する弁護士や法律事務所、人材紹介会社、探偵事務所、一般企業等から広告収入を得ている。
ユーザーの流入経路は大手検索サイトでの自然検索経由と、大手検索サイトに掲載したリスティング広告経由がある。
(2023年7月7日時点)
沿革(レポートから抜粋)
同社の前身となる旧アシロは09年11月に、コンサルティングやウェブサイト運営、広告代理業などを目的として設立された。
12年8月にリーガルメディア「離婚弁護士ナビ」の運営を開始し、その後「交通事故弁護士ナビ」、「相続弁護士ナビ」、「労働問題弁護士ナビ」と案件分野を拡げていった。
16年10月にASIRO(J-STAR二号投資事業有限責任組合によるLBO実施のため、出資の受皿会社として設立)が旧アシロを吸収合併し、同時にASIROからアシロに商号変更した。
19年12月に設立した子会社trientが20年4月に有料職業紹介事業の許認可を取得してHR事業を開始した(trientは21年12月に同社が吸収合併)。
21年7月に東京証券取引所マザーズ市場(市場再編に伴い現在はグロース市場)に上場し、22年4月に弁護士費用保険「ベンナビ弁護士保険」を販売するカイラス(22年9月にアシロ少額短期保険に社名変更)を子会社化した。
同社の創業者で現代表取締役社長である中山博登氏は、大学卒業後の06年に人材紹介会社であるワークポートに入社し、新卒採用媒体の企画開発などに携わった。07年に企業のブランディング支援やマーケティング支援を行う幕末(現イシン)に入社してメディアの営業を担当し、09年11月に創業した。
アシロという社名は、世界最深地点で生存が確認された深海魚の名前(ヨミノアシロ)に由来し、「世界中の誰よりも深くユーザーとお客様を幸せにしたい」、「社会基盤となりうる水準までサービスを深化させたい」という想いが込められている。
(2023年2月17日時点)