5252 東証グロース(情報・通信)
日本ナレッジ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
ソフトウエアの検証やシステム受託開発、パッケージソフトの開発・販売を行う
日本ナレッジ(以下、同社)は、ソフトウエアシステムの検証サービスを提供する「検証事業」とシステム受託開発、業務系パッケージソフトウエアの開発・販売を行う「開発事業」を行っている。22/3期の売上高の61.1%を検証事業が、38.9%を開発事業が占めた。
同社は、設立当初は業務系パッケージソフトウエア開発を主業務としていたが、01年7月に検証事業を開始し、「ソフトウエアテストを自動化させるテストオートメーションカンパニーを目指す!」をビジョンに掲げている。
検証事業では、ソフトウエアの不具合によるリスクを回避するため、ソフトウエアの開発工程(要件定義・設計・開発・テスト)の中のテスト工程において、品質計画の立案、テストの分析設計、テストの実行といった一連のプロセスやコンサルティングを提供している。
同事業で対象とするソフトウエアはスマートフォンやカーナビゲーションに組み込まれて動作する組込みソフトウエア、法人向けの販売管理や会計などの業務系システムやパッケージソフトウエア製品などのエンタープライズ系ソフトウエア、WEBシステムなどである。
エンタープライズ系ソフトウエアについては開発事業で培ったノウハウが活かされる領域であり、開発技術を基にテスト実施の自動化技術による検査効率の良さや品質の担保といった同社の強みにつながっている。
開発事業では、
1)ERPパッケージソフトウエア導入に伴うカスタマイズの受託開発
2)業種テンプレートの開発・販売・保守
3)セキュリティ製品の開発・販売・保守
を中心に行っている。22/3期の売上構成比はカスタマイズの受託開発が約80%、業種テンプレートが約5%、セキュリティ製品が約15%である。
(2023年3月28日時点)