4014 東証グロース(情報・通信)
カラダノート
企業情報
アップデートレポート
ベーシックレポート
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
妊娠育児中のママ向けアプリで集積したデータベースを梃子に事業を展開
カラダノート(以下、同社)は、妊娠育児中のママを主なユーザーとしたアプリ(コンテンツ)の提供を通じて、ユーザーのデータを蓄積したファミリーデータベースを構築している。そのファミリーデータベースを活用し、主に子育て世代や初孫世代を対象に、ウェルネス(精神的健康)やヘルスケア(健康管理・予防)の分野のサービスを提供している。
同社はファミリーデータプラットフォーム事業の単一セグメントだが、提供しているサービスを、ストック収益モデルである家族サポート事業と家族パートナーシップ事業、フロー収益モデルであるライフイベントマーケティング事業の3つに分類している。
サービス別の売上高の開示はなく、現在は全社をあげて事業のストック収益モデル化を進めているところだが、フロー収益モデルで、妊娠育児世帯に商品やサービスを提供したい企業を顧客とする、ライフイベントマーケティング事業が売上高の多くを占めている。
(2023年1月27日時点)
沿革(レポートから抜粋)
現代表取締役の佐藤竜也氏は、07年、大学生であった04年からインターンとして勤めていたフラクタリスト(現ユナイテッド(2497東証グロース))に入社した。
フラクタリストは、当時モバイルマーケティング事業を手掛けており、佐藤氏は、当時主流だったフィーチャーフォンにおけるSEO対策という業務に携わっていた。その業務を通じて、健康に関する言葉が多く検索されていることに気づいた佐藤氏は、健康に関する情報をユーザーに提供する事業に強い可能性を感じるようになった。
そこで、08年12月、佐藤氏は健康関連のサービスを提供する企業として、現在の同社であるプラスアールを設立した。
創業当初、プラスアールは、患者と製薬会社をつなげる疾患啓発や、疾病管理等の製薬会社が売上先となるBtoB型のサービスを展開していた。また、BtoC型のサービスとして、健康知識を身につけることを目的としたソーシャルゲームを運用するなど、いくつかのビジネスモデルを展開しながら、事業拡大策を模索していた。
創業から3年が経過した11年に、同社は、自社アプリの運用にシフトしていった。最初は健康記録関連のアプリの運用から開始したが、その中には、現在の「ママびより」につながる「妊娠なう」もあった。12年3月開始の服薬管理アプリ「お薬ノート」、13年2月開始の血圧管理アプリ「血圧ノート」、13年6月開始の通院記録管理アプリ「通院ノート」、13年7月開始の陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」等、ジャンル別のアプリを次々と投入していった。
事業規模の拡大が進み、20年10月に東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たした。
(2022年5月2日時点)