189A 東証グロース(サービス業)
D&Mカンパニー
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
医療機関、介護事業者に経営改善のためのコンサルティングや資金支援等を提供
D&Mカンパニーグループは、D&Mカンパニーと子会社2社からなり、病院等の医療機関や介護事業者に対し、①診療・介護報酬債権買取による資金支援サービス、②経営改善のためのコンサルティングやM&A支援、③医療機器等のリースや販売、④人材派遣や業務のアウトソーシングサービス等の経営サポートサービスを提供している。
D&Mカンパニーの事業は、医療機関等に対する経営サポート事業の単一セグメントであるが、売上高は、①F&I(ファイナンス&インベストメント)、②C&Br(コンサルティング&ビジネスリノベーション)、③HR&OS(人材&アウトソーシング)の3つ分類される。
23/5期の売上高構成比は、F&Iサービスが48.8%、C&Brサービスが28.2%、HR&OSサービスが23.0%であった。顧客別では医療機関が約7割、介護事業者等が約3割を占めた。
F&Iサービスは、D&Mカンパニーが診療・介護報酬債権の買取サービスを、子会社のD&Mパートナーズが医療用機器のリースを提供している。
診療・介護報酬債権買取は、医療機関・介護施設等が、国民健康保険、社会保険、介護保険等の保険者に対して有する診療・介護報酬債権を、5年程度の長期に亘り同社に譲渡する契約を結び、医療・介護サービスの提供が完了している確定債権、及び事業の継続により将来発生する見込みの将来債権の双方を対象にD&Mカンパニーが買取を行う。
D&Mカンパニーでは、経営改善の余地があり、地域にとって必要な医療機関等を債権買取の対象としている。これにより医療機関等の経営を支援するとともに、D&Mカンパニーの与信リスクの低減を図っている。
24年2月末の債権買取社数は64社、買取債権残高は7,016百万円となっている。資金調達は銀行借入が中心で、借入金残高は6,955百万円、うち短期借入金残高が6,054百万円となっている。
(2024年6月14日時点)