4930 東証スタンダード(化学)
グラフィコ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品と幅広く取り扱うファブレス企業
グラフィコ(以下、同社)は94年に創業で、当初は商品デザインやクリエイティブ制作を行っていたが、04年に自社オリジナル商品の企画開発及び販売を始めてからは、現在のようなファブレス企業注としてのビジネスモデルで事業を拡大してきた。
取り扱う商品は自社商品が中心だが、海外商品の日本国内での独占販売権を取得して展開する商品もある。また、17年にみらいファーマを吸収合併したことで、医薬品の取り扱いも始まった。
同社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントだが、売上高は5つの商品カテゴリーに分類される。最も売上高が大きいのはハウスホールドで、増収が続き、20/6期は全体の6割に迫る売上構成比となった。
ヘルスケアやビューティケアは減収が続き、20/6期は両カテゴリーとも売上構成比が2割を切る水準まで低下した。医薬品はまだ3~4%台の売上構成比である。
ヘルスケアはダイエット関連の健康食品が中心で、2つのブランドを有している。
ビューティケアは化粧品を中心に6ブランドを有しており、フットケアやスキンケア、温活といった比較的ニッチ分野を狙った商品が多い。
ハウスホールドは日用雑貨で、酸素系漂白剤の「オキシクリーン」の1ブランドを展開している。自社商品の開発が基本の同社にあって、「オキシクリーン」については、米国のChurch & Dwight Co., Inc.から独占販売権を取得して販売している商品である。
医薬品は、第3類医薬品の商品が中心である。「消毒用エタノール 「TX」」や「ビタミンC2000」等のみらいファーマを吸収合併する前からの商品のほか、女性の肩こりを対象とした「鎮痛消炎ミニ温膏」という医薬品カテゴリーでの初の自社商品がある。
その他は、植物石鹸等の上記のカテゴリーに分類されない商品が含まれている。
(2020年9月29日時点)