177A 東証グロース(化学)
コージンバイオ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
細胞や微生物の増殖を促す培地を活用した3つの事業を展開
コージンバイオグループは、コージンバイオと子会社3社、関連会社1社から構成されている。
細胞や細菌等の増殖を促す培地のメーカーとして、
①細胞培養用培地を扱う組織培養事業
②細菌検査用培地、新型コロナウイルスの検査キット等の体外診断用医薬品を扱う微生物事業
③自社の培地を使って再生医療等で使われる特定細胞加工物の製造受託等を行う細胞加工事業
の3つの事業を展開している。
23/3期の売上高構成比は、組織培養事業が34.8%、微生物事業が50.5%、細胞加工事業が14.7%であった。23/3期にかけては、検査キット等の新型コロナウイルス関連商材の寄与という一過性の要因により、微生物事業の売上高の伸びが高かった。
組織培養事業では、クリニック等の医療機関や企業、大学等の研究機関向けに、細胞を活用する再生医療に関連した臨床用や研究用の細胞培養用培地の開発・製造・販売を行っている。
微生物事業は、細菌検査用培地と体外診断用医薬品の2つに分けられる。
細菌検査用培地は、細菌を増殖させるための培地で、健康診断の検体検査等で用いられる臨床検査培地と、食品、化粧品、医薬品会社等での製造現場等で細菌検査を行うスタンプ培地等の環境検査培地がある。同社では用途に応じて年間300品目以上の細菌検査用等培地の製造・販売を行っている。
体外診断用医薬品は、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス等の抗原検査キットである。医療施設や検査センターでの利用の他、薬局を通じた販売も行っている。
細胞加工事業では、自社の細胞培養用培地を用いて、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく特定細胞加工物の製造受託を行っている。
(2024年4月26日時点)