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135A 東証グロース(情報・通信)

VRAIN Solution

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

製造業顧客にAIシステムやDXコンサルティングサービスを提供

VRAIN Solutionは、製造業の顧客に対し、自社開発のAI外観検査装置等の「AIシステム」と、AIやIoT技術を活用したDX推進のための「DXコンサルティング」を提供している。

VRAIN Solutionは、キーエンス(6861東証プライム)やエムスリー(2413東証プライム)等での勤務経験を持つ南塲勇佑氏(現代表取締役社長)によって、20年3月に設立された。

VRAIN Solutionは、製造業DX事業の単一セグメントであるが、サービスの内容により、AIシステムとDXコンサルティングに区分している。23/2期におけるサービス別売上高構成比は、AIシステム56.9%、コンサルティングサービス43.1%であった。

VRAIN Solutionの特徴は、自社のエンジニア部門においてAIシステムの企画、研究、開発を行っており、特定の顧客毎に仕様を大幅に調整する必要がない汎用性の高いシステムを販売している。

顧客の製造ライン環境や、解決したい課題に合わせて、自社開発のAIソフトウェアの提供だけでなく、他社から購入したカメラやセンサー等の撮像機器等の周辺のハードウェアと組み合わせたシステムとして、製造業の顧客に提供している。

VRAIN SolutionのAIシステムの主力製品はAI外観検査装置である。VRAIN Solutionの顧客は、従来、製造ラインの検査工程において検査員の目視で行われていた良品/不良品の判定を、同社が開発したAI外観検査システム「Phoenix Vison/Eye」を導入することで、省力化、自動化することが可能となっている。

Phoenix Vision/Eyeは、AIモデルを作成する「学習用」ソフトウェアであるPhoenix Visionと、作成されたAIモデルに基づいて良品/不良品を判定する「検査用」ソフトウェアであるPhoenix Eyeによって構成されている。

Phoenix Visionは、「分類」、「検出」、「領域抽出」、「良品学習」という4つの機械学習のAIアルゴリズムが搭載されており、食品、金属、樹脂製品、電子機器等を対象とした様々な検査項目に対応可能となっている。

最先端のAIプロダクトでありながら、誰でも簡単に扱えるように設計されているため、顧客は作業を担う人材を新たに確保する必要がない。また、学習によって作成されたAIモデルは、即座に精度検証、確認が可能となっている。

Phoenix Eyeは、Phoenix Vison同様、専門の技術者でなくても扱えるように設計されているほか、顧客の製造ラインに導入されているPLC、カメラ、照明等の周辺機器との連携が可能となっている。また、従来型の外観検査装置で使用されていた、良品/不良品を判定する「ルールベース」を搭載し、AIモデルとのハイブリッド検査を行うこともできる。

(2024年2月27日時点)

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