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5597 東証グロース(情報・通信)

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ブルーイノベーション

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2023.12.15)

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Blue innovation(5597 TSE Growth)

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Providing solutions through an integrated control platform for drones and robots

Providing Various Solutions for Integrated Management of Drones and Robots
Blue innovation offers various solutions based on its software platform, Blue Earth Platform (BEP), which is designed to control and integrate autonomous mobility robots such as drones remotely.

BEP
Typically, drones fly using GPS. However, regular drones cannot conduct automated flights in locations where they cannot receive GPS satellite radio signals. To enable such drones to fly in such locations, they need technologies that enable them to estimate their own position with the help of a combination of multiple sensors and those that will allow them to automatically avoid obstacles and select the optimal flight path.

Blue innovation’s strengths lie in these technologies. The company’s system consists of sensor modules, software and hardware (device or aircraft), but BEP integrates the sensor modules and software to provide them. Since Blue innovation does not manufacture hardware, one of its strengths lies in its ability to accommodate any hardware within its services.

Four Solutions
In fiscal year ended December 2022, inspection solutions accounted for 36% of net sales, education solutions for 27%, logistics solutions for 28% and next solutions for 10%.

Inspection solutions mainly target petrochemical plants, steelworks and power plants. Blue innovation's logistics solutions are centered on their "BEP Port," a drone port from which drones take off and land. Next solutions involve the development of new solutions.

Education solutions differ from the above three businesses and offer pilot training for the industrial application of drones and other related services

概要(レポートから抜粋)

ブルーイノベーションは、ドローン等の自律移動ロボットを遠隔で制御し、統合管理するソフトウェアプラットフォーム「Blue Earth Platform(以下、BEP)」を基軸に、各種ソリューションを提供している。

ブルーイノベーションは1999年に、現代表取締役社長の熊田貴之氏の父により、日本企業の工場の中国進出をサポートするために設立された。その後、01年に入社した熊田貴之氏が海岸防災コンサルティングサービス事業を開始した。

その事業を進めるにあたり、ドローンを活用した災害直後の空中写真を撮影するモニタリングシステムを東京大学と共同開発したのを機に、ドローンにおける知見を蓄積していった。18年にBEPを発表して以降は、BEPをベースに主に自律型社会インフラを支えるためのソリューションを提供してきた。

ブルーイノベーションはドローン関連事業の単一セグメントだが、売上高は、ソリューション別に、点検ソリューション、教育ソリューション、物流ソリューション、ネクストソリューションに区分されている。

期によって変動するが、22/12期では、点検ソリューションが約36%、教育ソリューションが約27%、物流ソリューションが約28%、ネクストソリューションが約10%という売上構成比となっている。

一般的なドローンはGPS(全地球測位システム)を利用して現在地を確認して飛行する。上空のGPS衛星から発信される電波の受信が前提となっているが、橋梁下等の構造物の影や屋内といったように、GPSの信号が届かず、一般のドローンでは自動飛行ができない場所が存在する。

このような非GPS環境における飛行のために、複数のセンサを組み合わせて自己位置を推定するセンサフュージョン(位置情報算出)や、障害物を自動回避して最適ルートを選定するセルフナビゲーション(自動ルート設定)の技術が必要となる。

ブルーイノベーションは、センサフュージョンとセルフナビゲーションを総称したマルチセンサポジショニングの技術に強みを有しており、同社のセンサモジュールをドローンに搭載して同社のサーバー・アプリと連動させることにより、非GPS環境における遠隔での飛行制御を可能としている。

これらの一連のシステムは、センサモジュール、ソフトウェア、ハードウェア(デバイスまたは機体)で構成される。このうち、センサモジュール、ソフトウェアを統合して提供するのがBEPである。なお、ブルーイノベーションはハードウェア(デバイス)を製造しないことから、どのハードウェアにも対応でき、このことも同社のサービスの強みとなっている。

ブルーイノベーションは、このBEPをベースに、顧客が持つ課題に対する解決策をソリューションとしてパッケージ化し、顧客に提供している。

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