NETSTARS(5590 TSE Growth)
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Providing multi-QR code payment service StarPay and DX-related services
Providing Multi-QR Code Payment Service StarPay
NETSTARS offers member stores a range of services, including StarPay. This is a multi-QR code payment service solution that provides one-stop multiple cashless payment services, including QR code payments and StarPay-DX, a payments-related DX product. As of the end of June 2023, StarPay is used by approximately 15,000 companies with more than 400,000 accounts in Japan.
Net Sales Centered on Payment Fees for Multi-QR Code Payments
Up until fiscal year ended December 2022, the company's business was divided into payments-related services, which includes multi-QR code payment service StarPay and its related services, telecommunications-related services, which are overseas telecommunications services, and promotions-related services, which are businesses mainly targeted at tourists from China.
In fiscal year ended December 2022, the sales breakdown by service was 76.4% from payment-related services, 21.0% from telecommunications-related services, and 2.6% from promotions-related services.
NETSTARS provides StarPay, a multi-QR code payment service, to its member stores. Through this service, multiple QR code payments can be made in a single app, and NETSTARS receives payment fees in return. In addition, leveraging StarPay as a platform, the company develops DX products such as mini apps that enable member stores to access various functions within StarPay and supply them to member stores. NETSTARS additionally sells payment terminals.
In its telecommunications-related services, the company provided a system for overseas telecommunications services, and received system usage fees from telecommunications carriers based on a user's usage levels. NETSTARS discontinued these services at the end of April 2023 due to low profitability and the withdrawal of its major client from the business that accounted for more than 99% of the net sales of company’s telecommunications-related services.
As for its promotions-related services, NETSTARS is engaged by StarPay member stores to plan and operate promotion activities for inbound tourists from China.
Providing Multi-QR Code Payment Service StarPay
NETSTARS offers member stores a range of services, including StarPay. This is a multi-QR code payment service solution that provides one-stop multiple cashless payment services, including QR code payments and StarPay-DX, a payments-related DX product. As of the end of June 2023, StarPay is used by approximately 15,000 companies with more than 400,000 accounts in Japan.
Net Sales Centered on Payment Fees for Multi-QR Code Payments
Up until fiscal year ended December 2022, the company's business was divided into payments-related services, which includes multi-QR code payment service StarPay and its related services, telecommunications-related services, which are overseas telecommunications services, and promotions-related services, which are businesses mainly targeted at tourists from China.
In fiscal year ended December 2022, the sales breakdown by service was 76.4% from payment-related services, 21.0% from telecommunications-related services, and 2.6% from promotions-related services.
NETSTARS provides StarPay, a multi-QR code payment service, to its member stores. Through this service, multiple QR code payments can be made in a single app, and NETSTARS receives payment fees in return. In addition, leveraging StarPay as a platform, the company develops DX products such as mini apps that enable member stores to access various functions within StarPay and supply them to member stores. NETSTARS additionally sells payment terminals.
In its telecommunications-related services, the company provided a system for overseas telecommunications services, and received system usage fees from telecommunications carriers based on a user's usage levels. NETSTARS discontinued these services at the end of April 2023 due to low profitability and the withdrawal of its major client from the business that accounted for more than 99% of the net sales of company’s telecommunications-related services.
As for its promotions-related services, NETSTARS is engaged by StarPay member stores to plan and operate promotion activities for inbound tourists from China.
概要(レポートから抜粋)
ネットスターズは、QRコード決済等の複数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供可能にする、マルチQRコード決済サービス「StarPay」や、決済に関連するDX製品「StarPay-DX」等を加盟店に提供している。
ネットスターズのサービスの最終的なユーザーは一般消費者であり、事業形態はBtoBtoCとなっている。「StarPay」は23年6月末時点で、国内の約15,000社、40万超のアカウント(店舗や自動販売機等)で利用されている。
ネットスターズは、中国吉林省にある吉林大学で物理学を学んだ後に来日し、SCSK(9719東証プライム)の前身会社であるCSKや、新日鉄ソリューションズ(現日鉄ソリューションズ 2327東証プライム)でエンジニアとして勤務経験を持つ李剛氏によって、09年2月に設立された。
ネットスターズは、11年7月に、中国テンセントとKDDI(9433東証プライム)と共同でスマートフォン向けチャットアプリ「モバイルQQ日本版」をリリースした。
テンセントとの関係を築いた同社は、訪日中国人観光客を主な対象として、テンセントが展開するQRコード決済サービス「WeChat Pay」の日本における代理店契約を15年に締結した。
「WeChat Pay」の日本における本格導入が始まると、ネットスターズは、「WeChat Pay」決済専用アプリとして「StarPay」を開発し、加盟店への提供を開始した。17年1月には、1台の端末で、各社のスマートフォンでのQRコード決済に対応可能な「StarPay端末」の販売を開始した。
ネットスターズは専用端末を提供するだけでなく、顧客の店舗に設置されているタブレットやPOSシステムがQRコード決済に対応できるよう、API(ソフトウェアやプログラム等を連携するための仕様)を使って、柔軟に決済サービスを提供している。加盟店の獲得については、自社営業に加え、金融・クレジットカード会社等のOEM提供先や、多数の取次店等の業務提携先を通じて効率的に行っている。
ネットスターズは、17年10月にLINEの子会社であるLINE Payと、モバイル決済・送金サービス「LINE Pay」の加盟店開拓・管理業務に関する業務で提携し、「StarPay端末」での「LINE Pay」決済が可能となった。
両社の関係は、18年2月には資本業務提携に発展し、同社は、マルチQRコード決済サービスの本格展開に舵を切った。
その後、「StarPay」決済サービスには、中国アリババグループが展開する「Alipay」(18年4月)、「PayPay」、「楽天ペイ」(18年10月)等が追加され、現在では、国内最大級のカバレッジ数となる国内外の29社のQR決済ブランドに対応している。一方、クレジットカード決済は23年2月、電子マネー決済は同年7月からの対応であるため、各々の決済ブランドのカバレッジ数は少ない。
また、ネットスターズは、収益源の多様化を目指し、20年9月には「LINE Pay」での決済機能を搭載したミニアプリ注1を導入できる支援サービス「StarPay-mini for LINEミニアプリ」を開発し、DX製品注2「StarPay-DX」の販売を開始した。現在、提供されているミニアプリの機能としては、デジタル会員証や予約等が挙げられる。
「StarPay」を通じた決済取扱高は、新型コロナウイルス感染症が出現する前の19年までは、中国人等の訪日観光客による、「WeChat Pay」等の海外ブランドQRコード決済によるものが中心を占めていたが、20年以降は、日本人による、「PayPay」等の日本ブランドQRコード決済によるものに短期間で置き換わっている。
ネットスターズのサービスの最終的なユーザーは一般消費者であり、事業形態はBtoBtoCとなっている。「StarPay」は23年6月末時点で、国内の約15,000社、40万超のアカウント(店舗や自動販売機等)で利用されている。
ネットスターズは、中国吉林省にある吉林大学で物理学を学んだ後に来日し、SCSK(9719東証プライム)の前身会社であるCSKや、新日鉄ソリューションズ(現日鉄ソリューションズ 2327東証プライム)でエンジニアとして勤務経験を持つ李剛氏によって、09年2月に設立された。
ネットスターズは、11年7月に、中国テンセントとKDDI(9433東証プライム)と共同でスマートフォン向けチャットアプリ「モバイルQQ日本版」をリリースした。
テンセントとの関係を築いた同社は、訪日中国人観光客を主な対象として、テンセントが展開するQRコード決済サービス「WeChat Pay」の日本における代理店契約を15年に締結した。
「WeChat Pay」の日本における本格導入が始まると、ネットスターズは、「WeChat Pay」決済専用アプリとして「StarPay」を開発し、加盟店への提供を開始した。17年1月には、1台の端末で、各社のスマートフォンでのQRコード決済に対応可能な「StarPay端末」の販売を開始した。
ネットスターズは専用端末を提供するだけでなく、顧客の店舗に設置されているタブレットやPOSシステムがQRコード決済に対応できるよう、API(ソフトウェアやプログラム等を連携するための仕様)を使って、柔軟に決済サービスを提供している。加盟店の獲得については、自社営業に加え、金融・クレジットカード会社等のOEM提供先や、多数の取次店等の業務提携先を通じて効率的に行っている。
ネットスターズは、17年10月にLINEの子会社であるLINE Payと、モバイル決済・送金サービス「LINE Pay」の加盟店開拓・管理業務に関する業務で提携し、「StarPay端末」での「LINE Pay」決済が可能となった。
両社の関係は、18年2月には資本業務提携に発展し、同社は、マルチQRコード決済サービスの本格展開に舵を切った。
その後、「StarPay」決済サービスには、中国アリババグループが展開する「Alipay」(18年4月)、「PayPay」、「楽天ペイ」(18年10月)等が追加され、現在では、国内最大級のカバレッジ数となる国内外の29社のQR決済ブランドに対応している。一方、クレジットカード決済は23年2月、電子マネー決済は同年7月からの対応であるため、各々の決済ブランドのカバレッジ数は少ない。
また、ネットスターズは、収益源の多様化を目指し、20年9月には「LINE Pay」での決済機能を搭載したミニアプリ注1を導入できる支援サービス「StarPay-mini for LINEミニアプリ」を開発し、DX製品注2「StarPay-DX」の販売を開始した。現在、提供されているミニアプリの機能としては、デジタル会員証や予約等が挙げられる。
「StarPay」を通じた決済取扱高は、新型コロナウイルス感染症が出現する前の19年までは、中国人等の訪日観光客による、「WeChat Pay」等の海外ブランドQRコード決済によるものが中心を占めていたが、20年以降は、日本人による、「PayPay」等の日本ブランドQRコード決済によるものに短期間で置き換わっている。