5530 名証メイン(不動産業)
日本システムバンク
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
コインパーキングの運営、駐車場機器の販売・保守が主力事業
日本システムバンク(以下、同社)は、コインパーキングの運営及び駐車場機器の販売・保守を行う「コインパーキング事業」、オフィスビルとマンションの賃貸を行う「プロパティマネジメント事業」、及び「その他」として工芸品の受託販売やドローンスクールの運営を行っている。
22/6期の売上構成比はコインパーキング事業が98.0%と売上の殆どを占め、プロパティマネジメント事業が1.9%、その他が0.1%となっている。
23年1月時点のセグメント別の従業員の状況を見てもコインパーキング事業への人材配置が厚く、全社共通の20名を除く167名のうち、162名がコインパーキング事業、2名がプロパティマネジメント事業、3名がその他という配属である。
同社グループは同社とイーアド(本社 福井市)、システムパーク(同 仙台市)、ノルテパーク(同 札幌市)の3子会社で構成されている。イーアドは駐車場検索及び駐車料金決済サービスSmooPA(スムーパ)を提供している。
システムパークとノルテパークはコインパーキングの運営や駐車場機器の販売・保守を行っており、システムパークは東北、ノルテパークは北海道を事業エリアとしている。ノルテパークは07年11月に買収した会社(当時の会社名はダイヤ電子工業)で、22年6月末で145百万円の債務超過となっている。
同社は、96年7月の設立当時はコインパーキング機器の販売と保守を行っていた。当時はコインパーキングが普及し始めた頃で、コインパーキング自体の認知度がさほど高くなかったことから、同社は機器販売のデモンストレーション施設として自らコインパーキング場を開設したのが、コインパーキング運営の始まりである。
99年に全国の有力な賃貸住宅管理会社が参加する全国不動産ネットワーク(現 全国賃貸管理ビジネス協会)との連携開始をきっかけに、同社は営業拠点網やコールセンターを整備し、コインパーキング事業を拡大してきた。
コインパーキング事業は直営施設を運営する「コインパーキング運営ビジネス」と管理受託施設へのサービス提供を行う「駐車場機器の販売・保守ビジネス」の二つで構成されている。コインパーキングについては北海道地区では「ノルテパーク」、それ以外では「システムパーク」というブランド名で展開している。
(2023年4月18日時点)