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ディーエムソリューションズ

アップデートレポート

(公開日 2020.09.04)

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概要(レポートから抜粋)

◆ 会社概要
・ディーエムソリューションズ(以下、同社)は、ダイレクトメールの発送代行を主な事業とする。インターネット関連の事業も展開している。

◆ 20 年 3 月期決算
・19 年 6 月に子会社を吸収合併したため、単体決算のみとなった 20/3 期業績は、売上高 13,433 百万円(前期連結比 10.3%増)、営業利益 212百万円(同 27.3%減)で、期初会社計画に対する達成率は、売上高が96.0%、営業利益が 78.5%に留まった。ダイレクトメール事業での新型コロナウイルス禍の影響による売上高の伸び悩みと、広告宣伝費をかけた割にインターネット事業の売上高が伸びなかったことが主な要因である。加えて、19/3 期に譲受した事業で減損損失を計上して、102 百万円の当期純損失となった(前期連結業績は 191 百万円の利益)。

◆ 21 年 3 月期業績予想
・21/3 期業績について、好調な第 1 四半期決算を受け、第 2 四半期累計期間業績を上方修正したが、売上高 13,949 百万円(前期比 3.8%増)、営業利益 200 百万円(同 5.7%減)の期初通期計画は据え置いている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、21/3 期業績を売上高14,768 百万円(前期比 9.9%増)、営業利益 339 百万円(同 59.8%増)と予想した。第 1 四半期が大幅増収となったインターネット事業の好調持続と、ダイレクトメール事業の第 2 四半期以降の回復を前提とした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/3 期は 12.7%増収、23/3 期は 11.7%増収で推移し、売上高販管費率の改善により、売上高営業利益率は23/3期の 2.8%まで改善していくと予想する。
・同社はダイレクトメール事業とインターネット事業のシナジー効果が明確な新サービスの展開を目標としているが、八王子第 5 フルフィルメントセンター開設によって始まる EC 通販向け物流アウトソーシングサービスがその端緒となる可能性があり、今後の動向に注目していきたい。

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