概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・ベガコーポレーション(以下、同社)は、家具・インテリア分野でEC を展開している。自社企画の商品を海外の協力工場で製造し、日本に輸入してユーザーに供給するビジネスモデルが特徴である。主力の店舗ブランドは 「 LOWYA (ロウヤ)」である。 また、越境 EC プラットフォーム「DOCODEMO(ドコデモ)」の運営も手掛けている。
◆ 20 年 3 月期決算
・20/3 期決算は、売上高 13,570 百万円(前期比 1.9%増)、営業利益 116百万円(前期は 296 百万円の損失)であった。期初会社計画に対する売上高の達成率は 99.1%に留まったものの、戦略通り、「LOWYA」旗艦店(直営サイト)経由の販売が増え、物流関連コストの上昇を抑制するための各種取り組みが奏功し、期初に赤字を想定していた営業利益は黒字を回復した。
◆ 21 年 3 月期業績予想
・21/3 期業績について、同社は第 1 四半期決算公表時に上方修正し、売上高 18,000~20,000 百万円(前期比 32.6%~47.4%増)、営業利益1,700~2,100 百万円(同 14.6 倍~18.0 倍)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/3 期業績を、売上高19,908 百万円(前期比 46.7%増)、営業利益 2,025 百万円(同 17.4 倍)と予想した。大幅な利益増は、20/3 期までの数年の構造改革で利益体質が回復したところに需要急増の局面を迎えたことを考慮したことによる。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/3 期以降、年 10%~11%台の増収が続き、23/3 期に売上高営業利益率は 11.6%まで上昇すると予想している。21/3 期の業績水準が大きく切り上がるのは、直接的には、新型コロナウイルス感染症がもたらした巣籠もり需要が家具 EC 需要を喚起するためだが、旗艦店強化や、物流関連コスト上昇への対応のためのサプライチェーン改善や費用構造見直し等の過去数年の取り組みがあったことが本質的要因である。今後は、過去の取り組みの成果の定着のほか、「LOWYA」ブランドの強化、機会損失を発生させない供給体制の強化の動向が注目点となろう。
・ベガコーポレーション(以下、同社)は、家具・インテリア分野でEC を展開している。自社企画の商品を海外の協力工場で製造し、日本に輸入してユーザーに供給するビジネスモデルが特徴である。主力の店舗ブランドは 「 LOWYA (ロウヤ)」である。 また、越境 EC プラットフォーム「DOCODEMO(ドコデモ)」の運営も手掛けている。
◆ 20 年 3 月期決算
・20/3 期決算は、売上高 13,570 百万円(前期比 1.9%増)、営業利益 116百万円(前期は 296 百万円の損失)であった。期初会社計画に対する売上高の達成率は 99.1%に留まったものの、戦略通り、「LOWYA」旗艦店(直営サイト)経由の販売が増え、物流関連コストの上昇を抑制するための各種取り組みが奏功し、期初に赤字を想定していた営業利益は黒字を回復した。
◆ 21 年 3 月期業績予想
・21/3 期業績について、同社は第 1 四半期決算公表時に上方修正し、売上高 18,000~20,000 百万円(前期比 32.6%~47.4%増)、営業利益1,700~2,100 百万円(同 14.6 倍~18.0 倍)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/3 期業績を、売上高19,908 百万円(前期比 46.7%増)、営業利益 2,025 百万円(同 17.4 倍)と予想した。大幅な利益増は、20/3 期までの数年の構造改革で利益体質が回復したところに需要急増の局面を迎えたことを考慮したことによる。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/3 期以降、年 10%~11%台の増収が続き、23/3 期に売上高営業利益率は 11.6%まで上昇すると予想している。21/3 期の業績水準が大きく切り上がるのは、直接的には、新型コロナウイルス感染症がもたらした巣籠もり需要が家具 EC 需要を喚起するためだが、旗艦店強化や、物流関連コスト上昇への対応のためのサプライチェーン改善や費用構造見直し等の過去数年の取り組みがあったことが本質的要因である。今後は、過去の取り組みの成果の定着のほか、「LOWYA」ブランドの強化、機会損失を発生させない供給体制の強化の動向が注目点となろう。