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7813 東証グロース(その他製品)

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プラッツ

ベーシックレポート

(公開日 2016.11.11)

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概要(レポートから抜粋)

1.会社概要
・プラッツ(以下、同社)は、介護用電動ベッドメーカーである。低価格と高品質・高機能を両立させた製品を投入することを特徴とし、在宅利用の介護用電動ベッドのレンタル市場を中心にシェアを拡大してきた。
2.財務面の分析
・10/6 期~15/6 期は、売上高は年平均 13.9%、経常利益は同 44.7%の成長率で拡大してきたが、16/6 期は介護保険制度改正による影響を懸念した顧客の買い控えにより、8 期ぶりの減収となり、経常赤字に転じた。
・16/6 期に経常赤字になったことで同業他社とは比較しづらくなったが、業績悪化前の 15/6 期ベースで見ても、営業利益率や自己資本比率などは他社を下回る水準にとどまっている。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、組織資本に属する、低価格を支えるベトナムでの生産と、高品質・高機能な製品の企画・開発にある。この二つが両輪となって機能することで、シェアの拡大という形で、関係資本である顧客基盤の拡大へつながっている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、福祉用具レンタルの比率が高すぎる事業構成、知名度の低さやブランド力の不足が挙げられよう。
・製品開発力の強化による国内でのシェア上昇、海外販売の強化、事業領域の拡大が、19/6 期を最終年度とする中期経営計画での目標となる。
5.アナリストの評価
・低価格と高品質・高機能の両立が同社の特徴だが、機能や品質の追求よりも先に低価格の実現に挑んだことが同社の成長につながったと考えられる。低価格を実現して価格訴求力を維持しながら、製品企画・開発を強化して品質と機能を上げ、製品ラインナップを拡充させていった軌跡そのものが成功要因と言えよう。
・福祉用具流通市場以外での売上増加のため、海外販売の強化や事業領域の拡大を進める同社だが、今後は製品自体の競争力だけではなく、営業力やマーケティング力の向上も鍵を握るものと予想される。

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