概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・ライトアップ(以下、同社)は、ITツール導入促進を通じて、中小企業を黒字にするための経営支援サービスを提供している。現在の主力は、経営改善ツールの「Jエンジン」、ITツールの共同仕入の「JDネット」である。
2.財務面の分析
・「JDネット」への大規模投資で13/3期と14/13期は経常損失となった後、「Jエンジン」の黒字化と「JDネット」の収益拡大が重なった17/3期と18/3期は利益成長が加速した。提携先での取り組みの遅れがあった19/3期と、貸倒引当金繰入額を増額した20/3期は2期連続経常減益となった。
・主に中小企業を対象に経営支援関連のサービスを提供する上場企業との比較では、総じて他社に比べて劣後している項目がない状況にあると言える。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、主力サービスでの知見やノウハウ(組織資本)にあるが、その源泉になっているのは「JDネット」の存在である。「JDネット」で見出され成長した主力サービスが、同社の顧客資産をはじめとする関係資本の増強につながっていくという流れが生み出されている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、外部ネットワークのコントロール、業務の自動化等による体制強化、たゆまない新規サービスの投入が挙げられる。
・21/3期に「Jシステム」が急速に立ち上がったことにより、年間1万社の中小企業を支援することを成長戦略上のひとつの目標に設定している。その体制構築に向けて、AIによる自動化等の業務効率化、サービス領域の拡大を進めていく方針である。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、成長事業を模索する試行錯誤の中で培われてきた「目利き力」を評価している。一方、ITツールに関連するビジネスモデルの新陳代謝が早く、今後も断続的に主力サービスが変わっていく可能性がある。その対応策を知る観点で、将来の主力サービスの種となりうる新規サービスの投入動向にも着目し続けたい。
・ライトアップ(以下、同社)は、ITツール導入促進を通じて、中小企業を黒字にするための経営支援サービスを提供している。現在の主力は、経営改善ツールの「Jエンジン」、ITツールの共同仕入の「JDネット」である。
2.財務面の分析
・「JDネット」への大規模投資で13/3期と14/13期は経常損失となった後、「Jエンジン」の黒字化と「JDネット」の収益拡大が重なった17/3期と18/3期は利益成長が加速した。提携先での取り組みの遅れがあった19/3期と、貸倒引当金繰入額を増額した20/3期は2期連続経常減益となった。
・主に中小企業を対象に経営支援関連のサービスを提供する上場企業との比較では、総じて他社に比べて劣後している項目がない状況にあると言える。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、主力サービスでの知見やノウハウ(組織資本)にあるが、その源泉になっているのは「JDネット」の存在である。「JDネット」で見出され成長した主力サービスが、同社の顧客資産をはじめとする関係資本の増強につながっていくという流れが生み出されている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、外部ネットワークのコントロール、業務の自動化等による体制強化、たゆまない新規サービスの投入が挙げられる。
・21/3期に「Jシステム」が急速に立ち上がったことにより、年間1万社の中小企業を支援することを成長戦略上のひとつの目標に設定している。その体制構築に向けて、AIによる自動化等の業務効率化、サービス領域の拡大を進めていく方針である。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、成長事業を模索する試行錯誤の中で培われてきた「目利き力」を評価している。一方、ITツールに関連するビジネスモデルの新陳代謝が早く、今後も断続的に主力サービスが変わっていく可能性がある。その対応策を知る観点で、将来の主力サービスの種となりうる新規サービスの投入動向にも着目し続けたい。