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概要(レポートから抜粋)

◆会社概要
・一蔵(以下、同社)は、和装事業とウエディング事業の2つの事業を展開している。和装事業は、業界の商習慣を打破した買い取り仕入を特徴とし、適正価格での商品提供により成長してきた。ウエディング事業では、本物志向の施設を特徴とするゲストハウスを運営している。

◆17年3月期決算
・17/3期決算は、売上高15,494百万円(前期比10.6%増)、営業利益1,035百万円(同0.2%減)で、期初会社計画を下回った(17/3期より連結決算での開示のため、前期比は16/3期単体決算の数値との比較)。
・和装事業の受注好調で、期中に上方修正となったが、2年先となる19年1月の成人式向けの受注割合が増加した結果、期中の売上計上に至らず、下方修正となった。また、ウエディング事業は、既存3施設の高稼働状況が続き、施行組数が微増となったが、施行規模が小さくなり施行単価は 低下した。

◆18年3月期業績予想
・18/3期業績について、同社は売上高16,791百万円(前期比8.4%増)、営業利益1,152百万円(同11.2%増)を予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/3期の業績予想を、売上高16,739百万円(前回16,985百万円)、営業利益1,162百万円(同1,454百万円)へ引き下げた。売上高は微調整に留めたが、和装事業での催事販売費用や広告宣伝費の増加 や、ウエディング事業の施設リニューアルオープンの費用を織り込んだ。

◆今後の注目点
・当センターでは、19/3期以降、年8~9%の増収が続くが、ウエディング事業で18年中に開設予定の沖縄の新施設に伴う費用増を織り込み、20/3期の売上高営業利益率は6.7%と、現行水準より低下すると予想した。
・和装事業の成長のほか、ウエディング事業での現在建設中の沖縄の新施設の開設に向けた進捗に注目している。

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