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4891 東証グロース(医薬品)

ティムス

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2022.11.25)

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概要(レポートから抜粋)

ティムス(以下、同社)は、東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズを実用化することを目的に05年に設立された、グローバル医薬品市場に向けた医薬品開発を目指す、創薬型バイオベンチャーである。

現在は、黒カビの一種であるスタキボトリス・ミクロスポラ(Stachybotrys Microspora)が産生する化合物(Staplabin)及び、その誘導体約60種類からなるSMTP(Stachybotrys Microspora Triprenyl Phenol)化合物が持つ抗炎症作用及び、一部のSMTP化合物が持つ血栓溶解効果を利用した医薬品の開発を進めている。

SMTP化合物による抗炎症作用はsEH (可溶性エポキシドハイドロラーゼ)の阻害により得られる。sEHは、ヒトが体内に持つ酵素の一つで、二つの作用を有すると考えられている。

一つ目は、エポキシド構造の化合物を加水分解する作用(EH活性)で、具体的には炎症を抑制する効果がある生理活性脂質エポキシエイコサトリエン酸(EETs:Epoxyeicosatrienoic Acid)を加水分解によりジヒドロキシエイコサトリエン酸(DHETs:Dihydroxyeicosatrienoic Acid)に変換する作用である。このため、sEHを阻害することで、抗炎症作用を持つEETsの減少を抑えることができる。

もう一つは、脱リン酸化作用(Phos活性)で、 sEHの脱リン酸化作用の詳細はまだほとんど解明されていないが、同社が東京農工大学等の共同研究で解明に取り組んでおり、sEH阻害による抗炎症作用の中核を担う作用であることが分かってきている。

同社の基本的な事業モデルは、医薬品開発の研究段階から早期臨床段階までを同社が行い、後期臨床段階からは国内外の製薬会社と提携して開発製造販売権を付与し、提携先製薬会社から開発一時金(マイルストーン収入)及び医薬品上市後のロイヤリティ収入等を得るものである。

また、疾患分野によっては、同社が後期臨床段階及び製造販売承認取得、販売までを手掛けることも視野に入れている

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