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478A 東証グロース(情報・通信)

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フツパー

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2025.12.26)

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概要(レポートから抜粋)

フツパーは、外観検査自動化AI「メキキバイト」をはじめとする『画像認識AIサービス』、顧客のビッグデータのAI分析サービスである「カスタムHutzperAI」などの『分析AIサービス』などを提供している。

24/12期の売上構成比は画像認識AIサービスが61.0%、分析AIサービスが37.4%、残りはAIによる人材配置最適化システム「スキルパズル」及び、インターネット接続不要の生成AIソリューション「ラクラグ」を提供する『その他AIサービス』である。

フツパーは、広島大学出身の大西社長が製造業の最大の課題である人手不足をテクノロジーで解決したいという想いから、同じく広島大学出身の弓場取締役、黒瀬取締役とともに20年に創業した。社名のフツパー(Hutzper)は「大胆さや図太さ」を表すヘブライ語のchutzpahに由来し、起業を夢見て滞在していたイスラエルで出会った、その言葉の精神をいつまでも忘れずにいたいという大西氏の想いが込められている。

<画像認識AIサービス>
画像認識AIサービスの主力プロダクトであるメキキバイトは、顧客企業の製造ラインや検査対象に適した照明・カメラなどの選定から設置までの光学設計をはじめ、検査対象の不良検出のための最適なAIモデル構築並びに不良品の排除機構連携までを一気通貫で提供している。

AI判定は現場にあるPCに搭載したエッジAIとして提供し、高速処理を可能にしている。また、システムの継続的な運用に向けてはクラウドシステムであるHutzper Insightを管理アプリケーションとして提供し、顧客自身によるAIモデルの精度の向上、品質管理を支援している。

ハードウェアのスポット販売に加えて、初年度はAI構築を20万円/月で、クラウド管理機能であるHutzper Insightのライセンスを98,000円/月で提供している。2年目以降はHutzper Insightのライセンス収入をサブスクリプションで得ている(一部、Hutzper Insightを伴わないソフトウェアだけの販売もある)。

<分析AIサービス>
顧客が保有するビッグデータを活用し、高度な分析力を活かして顧客のAI構築を支援するカスタムHutzperAIなどの分析AIサービスを提供している。24/12期は22社が利用し、売上高は225百万円(前期比5.6倍)であった。

現場データをもとにした在庫予測や故障予測等の分析サービスをスポット販売している。フツパーにとっては分析サービスを入口に次のビジネスにつながる可能性をもたらしてくれるとともに、ノウハウの蓄積にもつながる事業となっている。

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フツパー|新規上場会社紹介レポート
https://holistic-r.org/report/478a/

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