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概要(レポートから抜粋)

独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援を主力とする独立系コンサルティング会社
コンサルタントの確保の重要性が更に増している

◆独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援を行うコンサル会社
・ノムラシステムコーポレーション(以下、同社)は、独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援及び保守サービス等を提供する独立系のITコンサルティング会社である。元請け(以下、プライム)としてエンドユーザーに直接販売する取引と、大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターを経由した間接取引を通じて、サービスを提供している。

◆ 18年12月期上期決算は2%増収、9%営業減益、6%経常減益
・18/12期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は 、1.9%増収、8.6%営業減益、6.0%経常減益であった。大型案件が寄与した前上期には29.2%であったプライム比率が28.9%に低下したことや、外注費が増加したことから、経常利益率は前上期の16.7%から15.4%に低下した 。

◆ 18年12月期の会社計画は2%増収、3%経常増益を維持
・上期決算は減益となったが、2%増収3%経常増益を見込む18/12期計画を同社は据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、コンサルタントの増加ペースの前提を 引き下げたこと等から、18/12期の業績予想を微調整し、売上高を2,615百万円→2,590百万円(前期比2.2%増)、営業利益を432百万円→420百万円(同3.2%増) 、経常利益を432百万円→424百万円(同4.8%増)に修正した。

◆コンサルタントの確保の重要性が更に増している
・当センターでは、中期的にもコンサルタントの増加ペースの前提を引き下げたため、19/12期以降の利益予想も若干下方修正した。
・同社のコンサルタント数は、17/12期末の84名(前期末比2名増)に対して、5名の新入社員が加わった18/12期上期末も横ばいにとどまった。同社が目指すプライム売上高の成長に向けて、コンサルタントの確保、増員の重要性が更に増していると当センターでは考えている。

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