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281A 東証グロース(情報・通信)

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インフォメティス

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2024.12.10)

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Informetis(281A TSE Growth)

概要(レポートから抜粋)

インフォメティスグループは、インフォメティスと英国子会社Informetis Europe Ltd.、持分法適用関連会社エナジーゲートウェイの3社で構成され、エナジー・インフォマティクス事業を展開している。

国内では家庭での電力使用データを独自のAI技術で分析して見える化し省エネルギーと快適生活を実現するスマート・リビングサービス、電力事業者等のエネルギーの運用効率を最適化するエネルギー・マネジメントサービスをSaaS形態で提供し、海外ではInformetis Europe Ltd.が欧州圏で営業及び技術開発を行っている。

インフォメティス独自のAI技術は、①電力使用データを機械学習により分析し、家庭の総電力データから「どの家電がいつ、どのくらい使われているか」をリアルタイムに推定する機器分離推定技術と、②今後の電力需要等を予測して需給の最適化を行う数理最適化技術である。

国内のスマート・リビングサービスには、大きく分けてスタンダードサービスとライトサービスがある。

スタンダードサービスは、電力を使用する住宅に電力センサーを設置し、取得した総電力使用データから、機器分離推定技術により冷蔵庫、エアコン等最大10台の家電毎の1秒単位の電力使用量を推定し、電力の効率的利用を促す電力の見える化サービスや、設備の遠隔制御サービス等を提供するものである。顧客は、賃貸住宅事業者やハウスメーカー、住宅設備商社等であり、電力の最終消費者である家庭に対しては、これらの顧客がサービスを提供している。

スタンダードサービスの販売は、東京電力ホールディングス(9501東証プライム)傘下の送配電会社である東京電力パワーグリッドとの合弁会社であるエナジーゲートウェイ(インフォメティス出資比率40.0%)を通じて行っている。エナジーゲートウェイは、東京電力管内だけでなく、全国の顧客への販売を行っている。

ライトサービスは、小売電力事業者等向けのサービスで、住宅に電力センサーを設置せずに、既設の電力スマートメーターからの30分間隔の電力使用データを基に、機器分離推定技術により、最大5台の家電の簡易な電力見える化サービスを、小売電力事業者等の顧客に提供するものである。

ライトサービスでは、24年5月に資本・業務提携先の伊藤忠エネクス(8133東証プライム)の子会社で、個人向けにTERASEL(テラセル)電気の販売を行うエネクスライフサービス向けに、簡易電力使用見える化サービスの「テラりんアイ(AI)」の提供を開始した。24年10月にはコープさっぽろの関連会社であるトドック電力向けに「トドでんAI」の提供を開始した。

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