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概要(レポートから抜粋)

◆創業47年を誇る独立系の電気設備・電気通信工事会社
・JESCOホールディングス(以下、同社)は、創業47年を誇る独立系の電気設備・電気通信工事会社である。設計(Engineering)から、調達(Procurement)、建設(Construction)までを顧客に提供するEPC事業を、国内とベトナムなどの アジアで展開するほか、LEDビジョンを利用した広告販売や、機器のレンタル、販売(総合メディア事業)も手掛けている。

◆17年8月期決算は6.6%減収、0.9%営業増益、9.5%経常減益
・17/8期決算は、会社計画を大きく下回り、前期比6.6%減収 、0.9%営業増益、9.5%経常減益となった。新設された不動産事業(16/8期までは営業外収支に計上)の貢献 もあり、営業増益を確保したものの、ODA工事の端境期となったアセアンEPC事業の失速等から経常減益となった。

◆18年8月期の会社計画は24.7%増収、63.1%営業増益
・18/8期について同社は、17年10月に買収した菅谷電気工事の貢献や、アセアンEPC事業の回復見通し等により、24.7%増収、63.1%営業増益、74.2%経常増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、買収の影響や総合メディア事業の縮小方針などを受けて18/8期の業績予想を見直した。 売上高を9,788百万円→9,780百万円(前期比24.4%増) に、営業利益を507百万円→402百万円(同45.7%増)に減額した。

◆菅谷電気工事の業績貢献が予想を上回る可能性に留意したい
・当センターでは、新たにグループに加わった菅谷電気工事の業績貢献について、同社よりも保守的に業績予想に織り込んでいる。しかしながら、グループ入りによるシナジー効果などにより、当センターの業績予想を大幅に上回る可能性もあり、その業績動向に留意する必要があろう。

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