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9345 東証グロース(サービス業)

ビズメイツ

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

オンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」等を運営

ビズメイツは、オンラインビジネス英会話サービス「Bizmates」等を運営するランゲージソリューション事業と、外国籍ITエンジニア等を対象にした人材紹介サービスでコンサルタントが介在する「G Talent(ジータレント)」や人手に頼らず求職者と求人企業を直接結ぶ「GitTap(ギットタップ)」を提供するタレントソリューション事業を展開している。

23/12期の売上高構成比は、ランゲージソリューション事業95.7%、タレントソリューション事業4.3%であった。セグメント利益率(セグメントに帰属しない一般管理費である調整額を各事業に配賦しないベース)では、収益源のランゲージソリューション事業は34.9%と高水準を誇る。

一方、18年10月に開始したタレントソリューション事業は、未だ投資費用が先行する段階にあり、セグメント損失が継続している。

23/12期末において、ランゲージソリューション事業に133名の従業員が配属されているのに対して、タレントソリューション事業には21名が配属されている。売上高構成比よりも高い比率で人材を投入していることが、タレントソリューション事業のセグメント損失の一因と考えられる。

ビズメイツは、安定的な成長を図るため、成長性、収益性及び効率性を重視した経営が必要と認識している。このため、「売上高」、「売上総利益」、「売上総利益率」、「営業利益」、「営業利益率」に加え、売上高の大部分を占めるBizmatesの累積有料会員数(法人契約は受講生数で集計)を経営目標の達成状況を判断するための指標としている。

また、その他の事業別KPIとしては、ランゲージソリューション事業では、Bizmatesの累積導入企業数を、タレントソリューション事業では、累積クライアント企業数(G TalentとGitTapの両方を契約している先は1社とカウントする)と、累計登録求職者数(両サービスで重複して登録している求職者はそれぞれ1人ずつとして集計した延べ人数)を挙げている。各累積数値は、新規獲得数の積上げによって算定されており、休会(休止)や退会(解約)となった人数や企業数も含まれている。

(2024年8月30日時点)

沿革(レポートから抜粋)

ビズメイツは、12年7月にオンライン英会話レッスンの提供を目的に、現代表取締役社長である鈴木伸明氏と現取締役ランゲージソリューション事業部長である伊藤日加氏によって設立された。

鈴木氏は、ヤフーでKPI分析や事業計画策定等に従事した後、09年10月からベルリッツ・ジャパン(東京都新宿区)に転職し、経営企画業務やWebマーケティング、法人マーケティングを担当した。伊藤取締役は、カナダで生まれ、96年に来日して英語教師としてベルリッツ・ジャパンに入社した。ベルリッツ・ジャパンでは、教師の採用やマネジメント、教材開発、企業向けのセミナー講師等も経験している。

12年8月に同社は、トレーナーの確保及び管理を目的としてフィリピンに子会社Bizmates Philippines, Incを設立した後、11月にはビジネス特化型オンライン英会話サービスBizmatesをリリースし、ランゲージソリューション事業を開始した。

Bizmatesの有料会員の新規獲得数と新規導入企業数は、13/12期が991人と6社、14/12期が2,177人と20社にとどまったが、Webマーケティングの積極化や法人営業の強化が奏功し、その後は、15/12期4,720人と61社、16/12期7,036人と103社、17/12期8,727人と99社、18/12期10,639人と104社、19/12期11,499人と114社と、年々、増加基調で推移した。

ビズメイツは、「人・グローバル・IT」をソリューションの3つの軸とする経営方針に基づき、新規事業として、外国籍ITエンジニアに特化した人材紹介サービスG Talentをリリースし、タレントソリューション事業を開始した。

19年5月には、日本で働く外国人のためのオンライン日本語習得サービスZipanの提供を始めた。20年11月には、タレントソリューション事業の新サービスとなる外国籍ITエンジニアの採用マッチングサイトGitTapの運営を開始した。

20年以降のコロナ禍においては、対面(対人)サービスを避ける動きが広がる中、オンライン学習熱が高まった結果、Bizmatesの有料会員の新規獲得数と新規導入企業数は、20/12期14,693人と169社、21/12期15,284人と146社、22/12期16,742人と199社となり、コロナ前に比べて新規獲得数等の増加は一段弾みがついた。また、21年3月には、Bizmatesの学習効果を最大化させるため、オンラインコーチングサービスBizmates Coachingの提供を開始した。

その後、23年5月に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更になり、対面サービスの需要が回復傾向にあることから、オンラインサービスへの追い風が弱まった。しかし、同社においては、個人顧客向け売上高の伸びが鈍化したものの、インバウンド需要関連企業からの需要が伸びている模様であり、23/12期のBizmatesの有料会員の新規獲得数と新規導入企業数は、17,224人と184社と、前期並みの水準を確保している。

23年3月、ビズメイツは東京証券取引所グロース市場に上場した。23年8月には、Bizmatesにおいて、現在の主要顧客である中上級者から対象を広げて、初心者用コースの提供を開始したほか、G Talentにおいて、海外在住のITエンジニアにも対象を広げている。

(2024年3月15日時点)

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