7323 東証マザーズ(保険業)
アイペット損害保険
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
ペット保険業界で大手2社の一角
アイペット損害保険(以下、同社)は、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る」という経営理念のもと、2004年よりペット保険事業を運営している。
同社が保有する18年2月末の保険契約数は35万件を突破し、業界大手2社の一角として、①顧客の様々なニーズに対応した商品ラインナップ、②ペットショップ代理店をはじめとする強力な販売チャネル、③動物病院での窓口精算に対応した保険金支払いシステム、などを確立している。
商品としては、ペットの通院から入院・手術まで幅広くカバーした犬・猫向けペット医療費用保険である「うちの子」及び「うちの子プラス」、手術と手術を含む連続した入院に補償を限定し、保険料を押さえたペット手術費用保険「うちの子ライト」、鳥・うさぎ・フェレット向けのペット医療費用保険「うちの子キュート」を販売している。
このうち、「うちの子プラス」と「うちの子キュート」はペットショップ代理店専用商品であり、ともにペット購入日のみ加入可能ながら当日から補償がスタート、前者はペットの体調が不安定になりやすい”生体購入後1カ月間“は診療費を100%補償するという、ペットショップ経由ならではの内容となっている。
同社の販売チャネルは、ペットショップ代理店及び一般代理店等からなる代理店チャネルとインターネット等を通じて募集を行うダイレクトチャネルの2つに分類される。
同社の代理店数は18年2月末現在、全国に875社あるが、うちペットショップが688社(1,640店舗)と中核を占め、一般代理店は訪問相談や来店型保険ショップ、保険比較サイト等など187社(816店舗)となっている。代理店は、同社に代わって保険募集を行い、保険契約者からの申込みを受付けることで、同社から代理店手数料を得る。
ダイレクトチャネルは、顧客が同社コンタクトセンターから商品説明を受けるか、同社が提供する資料やウェッブサイト等の内容を確認の上、契約申込みと保険料支払い手続きを行うものであり、同社ウェッブサイトでは、資料請求や保険料の見積もりだけでなく、保険契約締結まで、全て非対面による手続きが可能となっている。17年4月から18年2月までの新規契約のうち、約4割がインターネット経由での申込みであった。
(2018年4月27日時点)