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5884 東証グロース(小売業)

クラダシ

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

フードロス削減に貢献するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営

クラダシは、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」を運営している。

新品販売の商流である1次流通、中古品販売の商流である2次流通に対し、新品にも関わらずに流通過程で廃棄される商品の商流は1.5次流通と呼ばれる。フードロスが社会課題として浮上する中で、「Kuradashi」はフードロス削減のための1.5次流通の仕組みを提供している。

クラダシは「Kuradashi」運営事業の単一セグメントだが、売上高は
(1)フードロス商品のオンライン販売の「Kuradashi」
(2)フードロス商品の常設店舗での販売の「Kuradashi Hub」
(3)食品メーカー等を対象にECマーケティングサービスを提供する「Kuradashi Stores」
の3つに区分されている。

22/6期の売上高の89%を「Kuradashi」が、10%を「Kuradashi Hub」が占めており、フードロス商品の販売が大半を占めている。

「Kuradashi」はフードロス商品のECサイトだが、フードロス商品の出品者と購入者とをマッチングさせる機能を持っている。

食品メーカー等の出品者(以下、パートナー企業)は、商慣行の関係で実際には賞味期限が切れていないのに廃棄せざるを得ない商品を抱えたり、こうした廃棄を見越して実際の販売見込み以上の量を生産せざるを得なかったりといった、フードロスに関する課題を抱えている。

パートナー企業は、廃棄予定品や売れ残り等のいわゆるフードロス商品を「Kuradashi」に出品すると、従来であれば負担しなければならない廃棄コストを利益に転換することができ、課題も解消することができる。さらに、フードロスを削減して環境に配慮する企業としての評価を高めることができる。こうしたメリットを求めて、パートナー企業は23年3月末時点で累計1,319社にまで増えている。

一方、購入者(以下、会員)は、「Kuradashi」を通じて、新規品に比べて安価に購入することができるほか、社会に貢献をしている充足感が得られる。そうしたメリットがあるため、世帯当たり食料支出の多い40~50代を中心に、累計会員数は23年3月末時点で462,879人まで増えている。

(2023年7月4日時点)

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