5240 東証グロース(情報・通信)
monoAI technology
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
プラットフォームのOEM提供やプラットフォーム上のイベント拡大で成長を目指す
monoAI technology(以下、同社)グループは、同社と子会社2社、持分法適用関連会社1社からなり、オンラインゲーム開発で培った多人数同時接続技術や3次元仮想空間作成技術、AI技術等を活用してメタバースプラットフォームXR CLOUDを開発し、このXR CLOUDを使ったサービス及びXR関連の技術を企業向けに提供している。
メタバースとは、デジタル技術によりインターネット上に制作された3次元の仮想空間で、利用者は自分の分身であるアバターを介して他の利用者とコミュケーションをとったり、ゲームや音楽等のコンテンツを楽しんだり、商品の売買等を行うことができる。
メタバースを構築する技術は、ゲームコンテンツ作成のためのゲームエンジンUnityによる3次元仮想空間制作やVRコンテンツの制作、多人数同時接続を可能にする通信技術等、ゲームの開発技術、特にMMORPGの開発技術が使われており、ゲーム開発との親和性が高い。
同社の事業はXR事業の単一セグメントであるが、①メタバースサービス、②XRイベントサービス、③XR周辺サービスの3つのサービスを提供している。21/12期の売上構成比は、メタバースサービスが72.6%、XRイベントサービスが6.6%、XR周辺サービスが20.8%であった。
メタバースサービスでは、XR CLOUDをOEM提供し、その上に顧客ごとの機能を付加したメタバースプラットフォームの受託開発を行い、プラットフォーム稼働後はプラットフォーム上でのイベントの運営受託等を行っている。収益はプラットフォームの受託開発収益、イベントの運営受託収益、プラットフォームのユーザー数に応じた利用料等である。
(2022年12月23日時点)