4932 東証スタンダード(化学)
アルマード
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
卵殻膜を主原料とした化粧品や健康食品を製造・販売
アルマード(以下、同社)は、卵殻膜を主原料とした化粧品や健康食品(サプリメント)の企画、製造、販売を行う会社である。卵殻膜は「天然の絆創膏」と言われるように、昔から創傷治癒のために使用されてきた天然素材である。
美容や健康に役立つ素材として着目されてきたが、効果を科学的に立証することや、高品質な製品を安価で安定的に製造することが難しいことが課題とされてきた。
同社の創業者である長谷部由紀夫氏が、大学や他の企業と共同で研究開発をしてきた結果、品質面やコスト面での課題を解決する独自の卵殻膜原料の加工技術を開発し、卵殻膜を使用した化粧品や健康食品を世に送り出してきた。
同社の事業は卵殻膜ヘルスケア事業の単一セグメントだが、売上高は、TVショッピング販売(以下、TV通販)、外部間接販売の卸販売(以下、外販(一般流通))、外部間接販売のOEM製品の販売(以下、外販(OEM製品))、自社直接販売(以下、直販(EC))、4つの販売チャネルに区分されている。
TV通販は、このチャネルで業績を伸ばした時期があり、現在でも3割近い売上構成比を占めている。
外販(OEM製品)は、20/3期には売上構成比が4割を超える販売チャネルであったが、OEM供給先の動向に左右されやすく、21/3期の売上高が前期比55.2%減となったように、売上構成比の変動が大きい販売チャネルとなっている。
一方、直販(EC)が着実に拡販を続けており、売上構成比は21/3期の37.7%まで順調に上昇し、最大の販売チャネルとなった。
(2021年6月29日時点)