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4442 東証マザーズ(情報・通信)

バルテス

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

品質向上のトータルサポートを標榜するソフトウェアテストサービス大手

バルテス(以下、同社)は、ソフトウェア開発の業界において、ソフトウェアテストサービスを提供している。

ソフトウェア開発には大きく、要件定義工程、設計工程、開発工程、テスト工程の4つの工程がある。

従来は、これらの工程をすべてシステムインテグレーターが行ってきた。しかし、
(1)全工程の30%以上を占めるテスト工程を自社で行うのはシステムインテグレーターにとって負担が大きい
(2)ソフトウェア開発とソフトウェアテストに求められるスキルがそもそも異なり、開発者にはテストを行うモチベーションが乏しい
(3)開発者がテストを行ってもテスト結果の客観性に欠けるといった理由
以上の3点から、外部のテスト専門会社にテスト工程をアウトソーシングする傾向が強まっている。

同社は創業当初からソフトウェアテスト専業として事業を行ってきた大手であり、ソフトウェアテスト工程のアウトソーシング化の潮流を受けて成長を続けてきた。

同社のサービスは、ゲーム等のエンターテインメント系以外のソフトウェア全般を対象としていて幅広い。また、最近では企業の業務システムに関係するエンタープライズ系ソフトウェア領域への展開を加速している。

(2021年7月16日時点)

沿革(レポートから抜粋)

現代表取締役社長の田中真史氏は、80年よりソフトウェア開発に携わり、90年以降は自ら設立したソフトウェア会社の経営にあたっていた。

ソフトウェア業界に長く身を置いてきた田中氏は、業界全体としてソフトウェアの品質を高める必要があるという認識を強めていった。

品質を確保するために必要不可欠なテスト工程には、開発エンジニアが強い興味を示さないことと、テスト工程を専門的に学ぶ場が存在していないことに気づいた田中氏は、ソフトウェア会社の外に、第三者の視点で品質を検証するテスト専門の会社が存在すべきだと考え、04年4月に大阪で同社を設立した。

同社の社名のバルテス(VALTES)は、”VALue created through TESting”から取られており、「テストを通じて価値を創造する会社」という意味が込められている。

創業した当時、テスト専門の会社はいくつか存在する程度であり、テスト市場は立ち上がったばかりの段階にあった。その中で、同社は組込み系ソフトウェアのテストから開始し、業績を拡大していった。

転機を迎えたのは08年であり、リーマンショックにより、組込み系ソフトウェアのテストに対する需要が激減した。一方、そうした社会的混乱の中にあって一時的に需要は減退したものの、ウェブサービスに関係する分野の成長は持続していた。

同社はリーマンショックに対応する形で、ウェブサービス関連のテスト分野に一気にシフトし、この難局を乗り切ることに成功した。

先述の通り、同社はソフトウェアの品質を高めることを目的としている。品質確保のためにはテスト工程は必要不可欠だが、開発工程の段階から品質を意識した業務を行えば、品質の確保・向上のためのコストが抑制できると同社は考えるようになった。

そこで、開発工程も含めてソフトウェアの品質向上を図ることを目的に、12 年10 月にバルテス・モバイルテクノロジーを設立した。

その後、同社は増収を続けてきたが、慢性的な人材不足という環境下での採用コストの増加に対応するため、18/3 期に人材の採用と育成の分野を中心とした構造改革を実施するなど、事業基盤を強化してきた。

そして、19年5月には東京証券取引所マザーズへの上場を果たし、
現在に至っている。

(2021年7月16日時点)

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