4394 東証グロース(情報・通信)
エクスモーション
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事業内容(レポートから抜粋)
「組込みソフトウェア」の設計技術に特化したコンサルティング事業を展開
エクスモーション(以下、同社)は、08年9月の設立来、「組込みソフトウェア」の設計技術に特化したコンサルティング事業をメインとし、そこで得られた知見を教育・人材育成事業やツール事業に展開している。なお、事業別売上高の詳細な開示はない。
コンサルティング事業は、自動車やロボット、医療機器等の製品に組込まれる「組込みソフトウェア」の品質改善に特化したサービスを提供している。特に自動車業界向けで大きな実績を持ち、車載システムの多くの分野に対し、主に上流工程を中心とした開発技術の導入を支援している。
具体的には、「顧客が開発した自動運転技術等のアルゴリズムをソフトウェアとして効率的に構築し作り込む」を課題とした場合、モデリング技術を中心としたソフトウェアの設計技術や、コード品質を改善するリファクタリング、さらには複数の製品を効率的に開発するための部品開発や派生開発等の領域で顧客の開発力に応じたコンサルティングを行っている。
教育・人材育成事業は、独自開発した社内向けエンジニアリング手法習得用トレーニング教材を、顧客向けの人材育成用トレーニングサービスとして提供するものである。
同社は、技術を習得するためには、初心者が本格的な登山にチャレンジする場合と同じ様な段階を踏むことが重要だと考えており、「実践力をつける」をトレーニングの中心テーマに据えている。
ツール提供事業は、コンサルティングで実績のあるソリューションの一部を低価格で利用可能なツールとして顧客に提供するものであり、現在はソースコードの品質を診断する「eXquto」、モデルの品質を診断する「MODEL EVALUATOR」、異なるモデル同士の変換ツール「mtrip」の3つをリリースしている。
(2020年8月14日時点)
沿革(レポートから抜粋)
08年9月、同社はソフトウェア開発のコンサルティングを目的に、ソフトウェア開発を主力事業とするソルクシーズ(4284東証一部)の100%子会社(19年5月末時点60.39%)として設立された。
全11社から成るソルクシーズグループは、システムインテグレーションビジネスを追求する企業集団とストック型ビジネスを追求する企業集団で構成されている。
同社はシステムインテグレーションビジネスを強化・推進する上で重要な役割を担う中核企業に位置づけられている。なお、同社の取締役会長である長尾章氏はソルクシーズの代表取締役社長との兼任である。
18年7月に東京証券取引所マザーズ市場へ株式を上場した。
(2019年8月23日時点)