325A 東証グロース(繊維製品)
TENTIAL
企業情報
事業内容(レポートから抜粋)
独自企画・開発の機能性ナイトウェア「BAKUNE」等をオムニチャネル販売
TENTIALは、「コンディショニング注1を日常生活に簡単に取り入れること」を目的とするブランド「TENTIAL」を運営し、TENTIALブランドの商品を企画・開発・販売する「コンディショニングブランド事業」を展開している。TENTIALはコンディショニングブランド事業の単一セグメントである。
TENTIALは25/8期に決算期を1月から8月に変更した。25/8期は7カ月間の変則決算であるため、本レポートでは参考値として会社が示す24年9月~25年8月の累計値(以下、12カ月換算)を記載している。
TENTIALブランドでは、健康維持とコンディショニングにおいて重要とされる「休養(睡眠)」「運動」「食事」の中にあって、特に「休養(睡眠)」にフォーカスした商品開発とブランド認知度向上に努めており、25年11月末時点で300を超える品目数(サイズ違い及び色違いを考慮しない集計)の商品を展開している。
中でも、特殊機能繊維「SELFLAME」を使い、遠赤外線の力で着用時の睡眠の質を向上させるリカバリーウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズが主力商品となっている。従来、睡眠の質を向上させるというコンセプトの商品には枕や布団などが多かったが、パジャマをはじめとするナイトウェアに機能を持たせた点にTENTIALの独自性がある。
(2026年2月27日時点)
沿革(レポートから抜粋)
創業者であり現代表取締役社長の中西裕太郎氏は、人材関連サービスなどを手掛ける株式会社インフラトップの創業に携わり、その後はリクルートキャリア(現・リクルートホールディングス(6098東証プライム)傘下のリクルート)で新規サービスの商品企画や事業開発を行っていた。
高校時代はサッカー選手としてインターハイにも出場し、プロを目指しながらも病気で断念したという体験を持つ中西氏は、「健康でないと心も前向きになれない」「アスリート時代の経験が社会で活かしづらい」という課題を解決したいという思いから18年2月にTENTIALの前身となるAspoleを設立した。当初は、「SPOSHIRU」の名称でWeb上にスポーツに関連するハウツー情報などを掲載するスポーツWebメディアの運営を行っていた(現在は終了)。
中西氏は、「SPOSHIRU」で事業を開始したものの、当初から事業規模を大きくしていくためには消費者向けの物品販売を手掛ける必要があると考えていた。「SPOSHIRU」を運営していく中で足の悩みに関する検索が多かったことに着目した中西氏は、自社企画でインソールの販売を始めることを決断した。そこで、ベンチャーキャピタルなどから資金を調達し、19年8月に初の自社商品であるインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始した。また、それに先立つ19年5月には商号を現在のTENTIALに変更している。
TENTIALは、インソール発売後も、健康の質を高める機能を持つアパレル系の商品開発を模索していた。ちょうどその頃、新型コロナウイルス感染症が流行したことを受け、20年6月から吸水速乾性に優れたマスクを企画・販売し、約半年で3億円を超える売上となるヒットとなった。これを契機に、繊維専門商社の豊島株式会社(以下、豊島)との取引と信頼関係が構築された。
TENTIALは、豊島の特殊繊維「SELFLAME」が持つ、じんわりとした温かさを継続させる保温機能に注目し、これをパジャマに用いることで睡眠の質を高めることができると考えた。開発された「TENTIAL BAKUNE WELLNESS WEAR」(「BAKUNE」の前身)は、20年12月にマクアケ(4479東証グロース)が運営するプラットフォームを通じてクラウドファンディングを開始したところ、初日に目標金額の10倍を超える金額を集めた。この成果を受け、21年2月に自社ECを通じ正式に販売を開始した。
「BAKUNE」を発売してからのTENTIALは、性別・季節性・着用感などニーズを細分化した上で女性にターゲットを絞った商品(22年6月「BAKUNE Dry Ladies」)や新たな着用感を訴求した商品(23年3月「BAKUNE Mesh」)など商品の種類を拡大した。並行して、22年5月の「TENTIAL 新丸ビル」(現在のTENTIAL 丸の内)を皮切りに自社店舗チャネルの拡充を図ってきた。
(2026年2月27日時点)



